「二十の悪夢」角川ホラー文庫創刊20周年記念アンソロジー
角川ホラー文庫ってもう20年も経ったのか…(´Д`;)と感慨深いようなそうでもないような感じを抱きつつも、「20」をキーワードにした記念のホラーアンソロジーです。
■逡巡の二十秒と悔恨の二十年/小林泰三
すっかりお馴染みヤスミンの過去の出来事が引き起こす現実感が揺らいでいく作品です。ヤスミンマニアなら結末は何パターンか最初から感づいてしまうと思われますが、そこまでひねってはいませんでした。
■銀の船/恒川光太郎
この作家の作品は読んだ事が無い気がするなあ。ダークファンタジー風味の不思議な後味の作品。
■母からの手紙/藤木稟
冷静に考えたら読んだ事ないな,、'` ( ´∀`) ,、'`ゲットーに住む男が手にした母からの手紙には謎めいた予言らしきものが…。なんだろう、キングの短編みたいな話。
■生まれて生きて、死んで呪って/朱川湊人
異形コレクションで読んだことがある、はず。世の中を呪って自殺した姉を巡る奇怪なお話。二十って全然関係ないよね!?
■熱い国で彼女が語りたかった思い出/岩井志麻子
あのー、
これみたいな話でした。オチが必要だったかどうかはよく分からない。
■ドリンカーの20秒/平山夢明
酷い話や!,、'` ( ´∀`) ,、'`だが、タイトルの意味はよく分からない。
キーワードが設定されているものの、あんまり有効には使われてないよね…(´・ω・`)みたいな。どうせなら作品を二十集めれば良かったのにって言う一冊でした。

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