「粘膜戦士」
飴村行
独自の大戦下の日本を描き出す粘膜シリーズ最新短編集です。
■鉄血
東南アジアの小国ナムールに進駐している日本軍の軍曹が大佐から受けた命令とは…。どこかで読んだ人キタ――(゚∀゚)――!!みたいな戦時下での残酷な上下関係が描き出される一編。とは言っても「粘膜人間」の事は大分忘れている,、'` ( ´∀`) ,、'`
■肉弾
抗日ゲリラとの戦闘で負傷した帰還兵。だが彼は想像を絶する存在となっていた…。改造人間ネタは皆大好き,、'` ( ´∀`) ,、'`
■石榴
複雑な家庭状況にある少年が知った一家の秘密とは…。なんか横溝正史あたりの空気感もあるミステリアスな一編。動機が色々とアレすぎるけど(;´Д`)
■極光
陸軍の機密文書を盗もうとして捕まった2人の抗日分子の口を割らせようと憲兵少佐が挑むが…。どこかで読んだ人またキタ――(゚∀゚)――!!お話自体は何が何だか分からない。
■凱旋
脱走兵となって日本に戻ってきた兵士が山奥で出会った男とは…。最初の話の主人公は何とか日本に辿り着いていたようです( ´∀`)
粘膜シリーズの間の空白を繋ぐ小編が集められた一冊になっていますが、これで色々な登場人物を一堂に会することも可能になって、スーパー粘膜大戦もやれそうな、需要と供給のバランスが取れているかは定かではないダークファンタジーが展開される作品でした。

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