「イスカリオテ」
三田誠
「レンタルマギカ」でおなじみ、サンダー先生の新シリーズです。
一年間だけ他人に成りすませば、刑を軽減され自由の身になれるという申し出を受けた少年は、神父として信仰厚い都市へと向かう。だが、そこで待っていたものは謎の存在との壮絶な死闘であった。敵の正体とは、少年が成りすましている人物とは一体誰なのか?
と言う感じのオカルトアクションでござる。キリスト教をベースにオカルトと科学を融合させた武器と使徒みたいな超次元の存在が両立する世界で、猫をかぶった八頭大みたいな主人公が血生臭い抗争に巻き込まれていくわけですが、主人公の脇を固めるヒロインはちょっとカオス、さらに主人公の盾である矛でもある料理の上手いロボ娘も加わって、人間関係としては色々揃ってます。周りを欺きながら過ごす主人公に、裏がたっぷりありそうな味方の隻眼神父に、過去に謎を持つヒロインと、誰もが真実を隠しながら動いていく様とか、祈りと奇蹟の発現とかはサンダー先生の本領発揮と言ったところ。
物語は動き始めたばかりで、まだどう転ぶか分かりませんが、タイトルに巻数が書いてないのは菊地御大の売れなかった時の保険みたいなもんでしょうか,、'` ( ´∀`) ,、'`

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