「ボーン・アルティメイタム」
ロバート・ラドラムの原作を下敷きにした映画もこれで三作目、そして完結篇らしいです。
失われた記憶を求めて逃亡生活を続ける元CIA特殊工作員ジェイソン・ボーンは、ある新聞記事から自らの出自に関する情報を入手する。記事を書いた記者に接触を図ろうとするが、秘密の隠蔽を図ろうとするCIAがそこに立ちはだかる…。
と、緊迫感や緊張感はシリーズ最高峰で、異次元のカット割やカメラワーク、骨太の格闘シーンなどアクション映画としては一級品。しかし問題はストーリーで、第一作から原作の大幅改変をしてしまったために、ボーンの動機とか行動原理がグダグダになってます。更に前作でヒロインも殺してしまったので、新たにCIA局員をヒロイン風に仕立ててみたものの、そんな話聞いてないよ!って感じの唐突さ。根本的にこれって一作目の焼き直しなんで無いの?と思わせる展開に原作を知っている身としては泣けてくる(ノД`)シクシクいや「最後の暗殺者」もそんなに褒められたもんではないですが、そもそもこれっぽっちも原作成分が無い原作レイプもいいとこな映画なわけで。まあ、なんつーか“ボーン”シリーズとか名乗らなければそれなりに面白い映画でした。とりあえず映画を気に入った人は原作は読まない方がいいね!(´∀`)
だが、カンパニーを会社って呼ぶのはどうかと思うぞ。

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