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「伝説の森 下」
ヴァルデマールの風 第3部
マーセデス・ラッキー
大河ファンタジー小説「ヴァルデマール年代記」の“風”シリーズの第三部です。前作で様々な種族を結集して《隼殺し》を撃退し、束の間の平穏を得た一行でしたが、その頃ヴァルデマールでは迫り来る隣国ハードーンの侵攻が暗い影を落としていました。そして、虚空へと追放したはずの《隼殺し》は予期せぬ事態によって、そのハードーン国王アンカーの元へと…。
と、全然平和が来ないこの世界ですが、今まで描写が少なかったハードーンも一枚岩ではなく、混乱しているうちに何だか何とかなってしまうと言う、超次元の助力もたっぷりでそれほど絶望感の感じられない三部作の完結篇でした。例の二組のカップルにも何のトラブルも無いしな!それにしても、この世界って物騒と言うかまともじゃない国ばっかりなんですけど、どうなんすか。魔法は満載だし、人間より頭の良い怪しい生き物いっぱいだし、頭のおかしい王様ばっかりだし、ただの庶民には住みにくい世界だよな。何だかグイン・サーガの中原がとっても平和に見えてきました,、'` ( ´∀`) ,、'`

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