「吸血鬼ハンター 18 D-狂戦士イリヤ」
菊地秀行
毎度お馴染み人気SFアクションシリーズの最新刊でございます。今回は、ハンターには見えない朴訥とした美女ハンターが“貴族”に襲われて下僕と化した兄弟達を討つべく“D”と同行することになったものの、女ハンターは“貴族”に何故か付け狙われてさあ大変。
そういうわけで、女ハンターと“D”の旅日記展開なわけですが、早々に左手の正体が見破られて三人トークになったり、無粋なボケをかます左手への“D”のツッコミが激しい何だか楽しいムード。しかしながら、襲い掛かる“貴族”は頭数は沢山いるものの、これまでのシリーズに比べるとガッカリするくらい弱い、って言うか良いとこ無し?物語に絡んではいるものの、特にあの人関連の謎解きも無いし、まあ女ハンターが溌剌としているだけが売りみたいな。いつものペースだったら上下巻っぽいのが短くなったのは良かった、かもしれない。
天野“D”ってずーっと替わらないのかな(´・ω・`)

0