「始末屋ジャック 深淵からの脅威」
F.ポール・ウィルスン
《アドヴァーサリ・サイクル》で始末屋ジャックシリーズの最新刊ですよ。ラヴクラフト大好きっ子のウィルスンが今回題材に選んだのは、「異次元の色彩」なわけでして、あの灰色世界にも似た異次元汚染空間が出現ですよ。さらに舞台が老人介護施設が中心で、ミステリー風に話が進むかと思うところ、どういうわけか銃撃戦ですよ、爆発ですよ。謎のサイコ女に変な老婆&スーパー犬と多彩なキャラクター満載で激しく動的に展開するお話は、ジャックと父との関係性を問い直す人間模様を見せつつ、この世界最大の敵の登場でクライマックスだ!
何が何だか盛り沢山のエンターテイメントなわけですが、ジーア親娘は出番が少ないぜ!幼女好きの人は残念だったな( ̄ー ̄)ニヤリ

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