で、「ジーパーズ・クリーパーズ」&「ヒューマン・キャッチャー」ですよ。
いきなりのお約束怪奇ムードで突っ走る「ジーパーズ・クリーパーズ」は、年季の入ったデスメタリックでサイコな隠れ家で衝撃を与えつつタフな殺人鬼の追撃という、話が進むにつれてオーヴァードライヴしていく反則スラッシャーものですが、殺人鬼の正体に(゚Д゚)ハァ?と思わなければ、かなり真っ当な作りのお話です。なんでコッポラが、気に入ったのか分からないけど。
そして、続編となる「ヒューマン・キャッチャー」ですが、正体の割れた殺人鬼の言い訳無用で、状況を既に構築していく最初から飛ばしている怪作にすることに決めてしまった潔さが「十三日の金曜日」シリーズ後半にも似たハイテンションな状態を作り出していきます。獲物達に感情移入する暇も無い連続攻撃に快哉を叫びたくなること請け合い。バトルホラー好きには堪らない反則殺人鬼バンザイな作品でした。

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