映画『猿の惑星』の新作が、秋に公開されるそうで…
猿が地球を侵略していく過程のお話だそうです
そのネタ、昔の映画でもやったじゃん!
リメイクして何の意味があるのさ!?
まあ、でも70年代は
日本でもちょっとした『猿の惑星』ブームで
それをパク…、もとい、それにインスパイアされた
『猿の軍団』という30分の連続ドラマがあったくらいです
(日曜の夜7時台、日テレ系)
そのテーマ曲の一節
「猿の軍団、なにするものぞ、なにするものーぞーッ!」
という部分は今でも記憶に残っています
ただ、当時の小さかった僕には
「なにするものぞ」という言葉の意味がさっぱりわかりませんでした
わからなかったといえば、同じ頃にやってたロボットもの
『マッハバロン』のテーマ曲の一節
「君は、蹂躙(じゅうりん)されて黙っているか?」
たぶん、今の大人でも
「蹂躙」という言葉を知らない、わからないという人は
決して少なくないんじゃないでしょうかね
このように、昔の子供番組のテーマ曲は
大人のフレーズが結構ありました
今は、大人のフレーズの代わりに
横文字になってしまったという印象でしょうか
言葉でも何でも
伝えていくというのはこうしたもの
「わからないだろうから」と
全く触れさせなかったり、全てを分かりやすく噛み砕くのは
決していいことではありません
映画の字幕が読めない人間が増えているから
公開される映画がどんどん吹替版になっているという現状には
忸怩(じくじ)たる思いです
テレビのバラエティ番組なんか、字幕だらけじゃねえか!
いったい、どういうわけなんだよ!?
子供には適度に
難しいもの、大人のものに触れさせた方がいい
たとえ小学生でも、気にせず
江戸川乱歩や横溝正史を読ませときゃいいんです
あっ、これはウチの母親の話か…

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