TIFFのクロージング作品
日本人俳優も多数出演している『シルク』を観ました
まず、僕が声を大にして言いたいのは
この作品は『SAYURI』や『ラストサムライ』のような
エキゾチック・ジャパン礼賛映画ではないということです
(実は、僕は先の2本も嫌いではありません)
作中には、どう見ても日本で撮ったとは思えないニッポンが出てきます
暮らしぶりや作法もどこかしら変なのは否めません
ですから
こういった点がどうしても気になってしまうタイプの方にはおススメできません
人は、どうしても譲れない部分ってありますからね
ただ、この作品の重要なポイントは
その先にあると思います
僕も途中までは、ああ異なるものへの憧れね〜と思って観ていました
しかし、ラストでやられちゃいました
まさか、泣かされるとは思ってもみませんでしたよ
ネタバレに繋がるので細かくは言えませんが
ある普遍的な物語、と言ってもいいでしょう
芦名星さんが素晴らしいですね
ある意味『仮面ライダーヒビキ』で彼女が演じていた役の延長かもしれません
故郷にキレイな嫁さんがいるにも関わらず
主人公が惹かれていくのも納得の存在感です
彼女をいいと思うか否かでも
この作品に対する評価は変わるでしょう
多くの方が支持するタイプの作品ではないかもしれません
でも僕は断然、この作品の味方です
男ってヤツはこんなもんだよ…
観た後、僕はそう思いました
http://www.silk-movie.com/
【評価】☆☆☆☆(5つが最高)

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