クドヒデの「どうせ一度の人生ならば！」

「ｸﾚﾖﾝしんちゃん／伝説を呼ぶ 踊れ!ｱﾐｰｺﾞ!」を観ました
始まってビックリ！
えっ!?これ、ホラーじゃん!!
前半は、あのユルい感じの画と見事な演出とのミスマッチで
ヘタなホラー映画なんかよりずっとコワいのです
春日部の人たちが密かに
そっくりな“ニセモノ”にとって替わられていく…
彼らの目的は!?
それに敢然と立ち向かうしんちゃんとお友達、そして野原家の人々…というストーリー
「ｸﾚﾖﾝしんちゃん」の仮面をかぶっているけど
中味は「ゼイリブ」、「ボディ・スナッチャーズ」、ウルトラセブン47話「あなたはだあれ？」…なのです
でも、そこはやはり「クレしん」
後半は“らしさ全開”のおバカな世界に突入していくのでありました
いやあ、ホント面白いです♪
テーマを声高に叫ばず、ナンセンスギャグの衣に包んだ奥ゆかしさがＧＯＯＤ！
“劇場版”は今後も観続けていこうと思います

こどもの日にしっかりこども向け(？)の映画を観る！
これも僕流(笑)
【評価】☆☆☆☆（５つが最高）

「その２」で出てきた
“ピンク四天王”とは何ぞや!?

これは、８０年代後半にデビューし
弱体化していたピンク映画に強烈な作家性を持ち込み
現在は円熟期を迎えた感もある４人の監督たち
《サトウトシキ、佐藤寿保、佐野和宏、瀬々敬久》のことです
この中には既に一般映画を撮っている方もいますから
ご存知の名前もあるかと思います

“四天王”のその下の世代の若手（と言っても僕とほぼ同年代）で
９０年代以降にデビューした
ピンク映画のニューウェーブとも言われている監督たちもいます
《今岡信治、上野俊哉、榎本敏郎、鎌田義孝、坂本礼、田尻裕司、女池　充》
彼らは“ピンク七福神”と呼ばれています
なんだかエラい人だらけで面白いですね

まあ、なんとなく記憶の片隅に置いておくと
作品選び等で今後の参考になるかもしれません

こどもの日に、敢えてオトナ向けのネタを書く
これがクドヒデ流(笑)