その舞台で金色になるのは
ベテランの舞踏家さんと僕の二人
金粉を扱い慣れている舞踏家さんが
二人分準備しますよ、と申し出てくださったのですが
大先輩にそんな図々しいお願いをするわけにもいかず
いえ、自分の分は自分で準備します!と
金粉をサラダ油にといている時に
知らず知らずのうちに吸い込んでしまっていたようです
前日のゲネのあたりから
ちょっと喉がおかしいなあという感じだったのですが
初日の昼公演の時にはもう完全にアウト…
首をしめられたような、瀕死の状態のような声になってしまいました
こりゃマズイ、っていうんで
その後の3回公演は、“金”ではなく“赤”で舞台をつとめました
(この頃から既に“赤”に縁があったんですね)
そんなわけで
たった1回こっきりの金色の僕を見たor写真を持っている方は
とても貴重です(笑)
(つづく)

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