2005/2/6

梅干の怪(2)  めちゃおこれて

 
それでも、梅干の一過性知識を得たおいらは得意げであった。
そうなるとさらなる進化を遂げようとするおいらの知識欲は新たな梅干を求め、その夜、梅干サイトに飛ぶ。
果たしてそこで見つけたものは?

購入した梅干は前記したようにそれなりのブランド品。
パッケージには商品名がしっかり記され裏にはメーカー名もあった。

さて、梅干サイトで最初に引っ掛かったのがなんとそのメーカー。
なるほど、ちゃんとしたものだ。
良い買い物をしたのかも?とさらに進む。
そのメーカーでは味や塩加減で幾つかの商品ブランド化した梅干を製造、販売している。
つまりそれぞれのシリーズには名前があって、例えばはちみつ梅だったら「はちめ」みたいに。(この名前は架空のものです。こおいう商品はありません。)
おいらが買ったシリーズもまんま、あった。
パッケージおもてに記してある名前のものだ。しかして

ん?こりわ!!
そこに記されたお値段はおいらが買った値段と全然違うではないか!

おいらは400グラム¥2,600円で、「お買い得」として買った。
そこで見る限り400グラムパックと同じ量のものはない。
ただし、800グラム¥2,700円ってのが、あった。
これはどおいうことか?でしょ?

確かにパッケージが透明プラスティックの簡易包装パックなのでお安いとゆうておった。
しかし、ここに在るものも同じパッケージだ。

もう少し詳しく説明すれば、ここの会社のシリーズはこれ以外にも5〜6シリーズある。
それは味であったり製法であったり塩加減であったりで違い、それぞれ名前が付いている。
だが材料の梅は全て同じで、グラムあたりの売価はどの名前のシリーズでも全て同じ。
唯一違うのは贈答用の木箱入りが若干高い。
高いがしかし、おいらが買った値段よりは断然安いのだ。

まあ、売価の多少の違いは許す。
腹立たしいけど、許そう。
ナントカ電気がナントカ無線より同じデジカメを1割安く売っていたことにくってかかるあほうも今はおるまい。
でも、今回の場合、ほぼ倍の値段である。
これは許容範囲ではない。
流通の値段格差の許容範疇では考えられない事だ。

おいらのような並行輸入卸業者はこの流通値段を何よりも優先して商いをする。
もともと日本での設定上代(売値ね)が無い商品を自社の買値によって決めていくわけだから、ひとつ間違えれば大失敗になる。
かといって、全ての商品に関して、現地での仕入れ前にリサーチすることは不可能。
どうしても自社で設定した上代より安いものが市場に出ていた、というケースが仕入れたあとに発覚する場合もあるのだ。
その場合どうするか?
これはもうその商品にあわせるしかないのである。
たとえ仕入れ値を割っても、だ。

なのにだ。

一流のスーパーマーケットでテナントとして出店していて、メーカーの名前をそのままパッケージに使って「メーカー品」だの「ブランド品」だのと売るのならばそこまでの値段格差があって良いわけが無い。

おいらはすぐメーカーにメールしたね。
こうこうこうでこおいうものを買ったんですけど、これって貴社で扱ってるものとどこか違うんですか?って。
さらにスーパーにもどおいうこっちゃメールをした。

メーカーもスーパーもすぐ返事が来た。
メーカーの言い分は分かりやすかった。
とりあえず商品は間違いなく同じものでそのメーカーから漬物チェーンに卸している。
自社が安いのは工場直販で漬物チェーンの場合、流通のコストなどが含まれる為、独自に上代設定をしていると思われますのでご理解下さい、みたいな事。

あほかと。
思う。

流通コスト?
は?
は?
は?
だ。

製造メーカーが商品を直売してそれが店頭の半値で買えるなら送料払ったとしても誰が店頭でなんか買うか!!
どこの会社がそんなことやっとるの?
そんなメーカー、ど・こ・に・あ・る???(ここにあったけど)

じゃ、ウチがお客さんに3、000円で卸した商品をお店が5,000円で売ってるとする。
それをウチが直販です、って通販で3,000円でインターネット販売してたらどうよ?
お店で買ったお客さんがどおいうことかといってくれば、それはお店は流通コストや人件費がかかるから、うちは元で直販だから、って理屈、とおる?
(たまにお店屋さんからあの店では同じものをあなたのところから仕入れて4,000円で売ってるのよ、どうなってんの?って間抜けなクレームもあるけど、それはあんたんとこよりそのお店が努力しているってことですよ。わからんの?)

うちの猫でもあと3年生きたら分かりそうなはなしだね。

スーパーの回答は後日、スーパーの担当者とテナントの漬物屋に事情説明をさせに行く。とのことだった。

さすがおいらは忙しかったので奥さんのところに行かせたんだけど、これまた、あほか。だ。

漬物屋もメーカーと同じ説明をしたという。
ちったあ企業努力せえよ。
ちったあ。

そのメーカーのブランド名で売りたいのならその値段で売れるように交渉するなりリスク負うなり、努力せえや!
メーカーも販売網拡げたいならこおいう理不尽極まりない流通値段の怪をあったりまえみたいに説明する稚拙な態度を今すぐ改め、卸しコスト下げるなり、世の中の仕組み勉強するなり、なんとかせえや!

未だにこおいうわけの分からん会社が一流でございとのさばっていることを、一過性梅干知識は教えてくれた。
なんでも勉強、である。
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