2005/5/7

風と共にくん  

おいらんちは屋上みたいなのがある。
みたい、というのは屋上というよりほとんど屋根、って感じで一応、外階段で上がれるんだけれど、まあ滅多に上がることは無い。
なんとか有効利用できないものかと毎年、春先の気候の良い時などいろいろ考えてはみるのだが、すぐ暑くなって、んで寒くなって、結局そおいう話は無かったものとなる。

そんなこんなで久々に上がった屋上はすごい事になっていた。
なんだかコンクリートが真っ黒なのだ。
歩いてみるとへにょっと滑りやすいし、いかにも妖しい感じだ。
こりは遺憾!と一大決心。
デッキブラシとクレンザーを買いに走る。
さっと擦ればなんとかなるだろうと考えていたが甘かった。
いや、すごいのなんの。
ごしごしごし擦ればなんだ?川の匂い?そして、黒い表面は緑色に変わる。
こりは、藻なのか?
藻?
藻ってなに?
すぐ近くに川があるのでそこから藻の種が飛んできた?
なわきゃあない。
そおいうものではないだろお、藻。

小学校のプール開き前にごしごしやった記憶が藻の匂いの中で、蘇る。

コンクリートの隙間から5センチほどのもやもやしたものが、にょきっと、いる。
藻の親分?
いやいや。
どう見てもなんか、木?芽?

すごいなあ。
まさに風と共に来たのだなあ。
こんなとこで発芽してしまって、どうするよ。

その日は、ごしごし計画も半分のところで挫折だし(一応クレンザーが終わってしまったって理由ね)、風と共にくんの今後もとても気になるし、ああ、屋上建国以来、ついに、その荒れ果てた大地に、歴史が刻まれ始めようとしている。(屋上建国て。ぷぷ)
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