2004/10/3

ジャムちゃん  ねこ

ネコ特集(特集だったのかぁ〜)スペシャルゲストはおいらの独り生活時代のパートナー、『ジャム』です。

もちろん、30年近く前の話ですからジャムは死んでしまったネコです。
今いるネコと時代が重なるのはマクさんだけ。
うう〜〜やっぱマクさん、長老だにゃあ〜

さて、美容院を始めたばかりのおいらは独身で、美容院の2階で寝起きしてましたの。
近所に美容学校時代の同級生で変わったおばさんが住んでいました。
何が変わってるかというと、別に美容師になりたいというわけでもなく、お金があって、ヒマで、ちょっと美容学校でも通ってみようかしらん、おほほのほ。おばさんだったのだ。
さらにおばさんはシャムネコのブリーダーもしていて、立派な家柄のシャム一族をお持ちでした。

ある日、おばさんの気まぐれで、よかったら子猫、差し上げましょうか?みたくなったのさ。
当時、美容室はめちゃめちゃ忙しく、仮想、『子猫がいる生活』は何はともあれ、素晴らしく新鮮に感じられたわけで、すぐさま、ありがたく頂いたのです。

ジャムちゃんは実にお家柄の立派なネコでした。
おじいさまは全米の何ちゃらチャンピオン継続歴代1位とかで、おばあさま、おとうさま、おかあさま、いずれもなんちゃらなんちゃらでした。
当然、ジャムも本当の血統に従ったご立派なお名前があったわけで、でもめどうだからシャムねこのジャムちゃんて事にして、普通の子になったわけ。
まあ、後にも先にもこおいうお家柄のネコは家にはおりません。
『あんまし、太陽に当てると黒くなっちゃうから』とか、『えさはあげすぎないようにね』とか、ご制約もあったんだけど、むしろ、『陽にあて』『えさはいっぱい』あげちゃった。
後におばさん、顔がまっくろになって、デブな皇女様をみて、へたれこんでました。


ジャムちゃんは、お家柄かどうかは分かりませんが、実にお利巧なネコでした。
狭い美容院の2階で遊んであげるのもままならず、横着に寝ながら紙くずを丸めたものを投げたりしていたのですが、ジャムちゃんはちゃんとそれを手元まで持って帰ってくるのです。
犬みたい。
更に、おいらが寝てしまうと、その紙くずボールをくわえて来て、寝ているおいらの顔に押し付け『あそべにゃ〜』ってなことを要求してくるのでした。

すげえのは、胴体を両手で抱え差しあげると、ぐひょお〜〜〜って体が反りまくり、両手両足をぴんぴんに伸ばしきったりしました。
幼い頃からコンテスト用に仕込まれていたようなのです。
これはジャムちゃんの技として、通算、何百人の前で披露したです。
老いてもなお、手足をぴんぴんに張るジャムちゃんの姿はほんとうに素敵でした。

ジャムちゃんは何度か子猫を生み、そのうちの一匹は『次郎』と名づけられ、ジャム亡き後もおいらんちにいました。その次郎も今はいません。

たくさんの猫たちと死に別れましたがジャムちゃん、次郎ちゃんがいなくなった時は格別哀しかったような気がします。泣いても泣いても、哀しくて哀しくて、かなしくて。

でも、それでも、死んじゃうからかわいそう、という理由で生き物を飼わない、という気持ちにはなりません。
おいらは猫たちにいっぱい感謝しています。
今いる猫たちも、今までいっぱいいた猫たちも、みんな、どこかでおいらと自然に繋がって生きてきたようで、『ネコがいる生活』がおいらにとって、自然体なのです。
自然に、生きて、死ぬ。
普通のことを感謝で受け止める。

つい忘れがちな単純なこと、ネコがいる生活はおいらにその辺を教えてくれているような、そんな気がします。


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