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あはははは、おっひさー、なんて笑ってゴマかすしかないこの一ヶ月、乳ガン月間だったからって、べっつにあちこちに潜入取材ばっかしてたワケじゃーございません。もー家計がちょーヤバイ状態で、銀行の引き落としができないのをほっぽっといたら、市役所からは
「国民健康保険税の未納に伴う短期被保険者証の交付について(通知)」なんか来ちゃって
「Sicko」そのまんまだし。アメリカや日本の医療問題を論じてるバヤイじゃないっつーの。
しっかーし、やきもの背負って売れるか売れないか分かんない行商に行くわけにもいかんもんね。しょーがないんで、在宅のヘルパー稼業のオファーをバシバシ引き受けるしかないわけ。もっちろん、フルタイムでやったってマトモに食えるよーなショーバイじゃないけど、とりあえずのご飯代稼ぎ。肉体労働のあと唯一の楽しみのビールも、毎年楽しみにしてた「秋味」→発泡酒→それ以下と次々ランクダウンじゃー。
んなワケだから、このブログもSicko JAPANの体験記に模様替えしまーす、なんてウソウソ。実はずーっとヒマだった
最凶掲示板の方が、いきなし活気づき始めて、それも再発以降のシビアな病状の人が多いんで、話相手をしてるうちに一日500人も来るよーになっちゃった。流れがチョー速いんで追いかけんのが大変だけど、11月3日のリアルタイムな話題は、
「自分の患者に打つ手がなくなったコトに恐怖する医師はどーゆー態度を取りがちか」てなとこでしょーか。
最凶掲示板のバヤイ、はじめっから「役に立たない掲示板だから医学的な質問はすんな」ってウタってるから、どっかの患者掲示板みたいに技術論の底なし沼にズブズブ沈み込まないで、
「自分がどう死ぬのか」について話してるうちに肩の力が抜けてきて、流れが緩和医療になってくのはヒツゼン的つーか。もっちろんほとんどの人はロム専だけど、全員が全員、死にそーなガン患者の生態を覗きに来ているよーな
ハゲタカヤローじゃないと思うんで、末期ガンをどう生きるかについて、キョーミを持ってる人が多いんだろーね。
で、なんで長々とこんなことをセンデンしてるかっつーと、ブログ開設からいつの間にやら医療問題に首つっこむハメになってつくづく思うのは、なんだかんだいっても
患者の死生観に振り回されてる部分が大きいんじゃーないのかってーこと。
子どもの事故やお産で死ぬなんてのはイジョーなコトだとカンチガイしてたり、どんな病人も助けてくれる治療法がどこかにあるに違いないって、医療に過剰に期待を寄せている連中が増殖しているのと同時に、カンドーの闘病ドラマみたいにやたら死について片寄ったイメージばっかり垂れ流したり、
「余命嫁」みたいに周囲が死にゆく患者をめぐって集団ヒステリーになったりと、おめーら死にちゃんと向き合ってねーなってヤツばっか。
最凶掲示板に最近来てる人たちのなかにも、患者同士で死についてもっと話そうとしてハブられたって経験の持ち主もいるようだし。
んなもンだから、まーこのまんまブログの方は放っといて、とりあえず掲示板でガン患者の死について議論を深めよーかと思ってたんだけど、2,3日前にニュース見てたら、ついにここまで来たかってー話があったんで、ついつい再開しちまったよ。
とある殺人事件の裁判で被害者の弟やらがアピールしてたんだけど、この事件が起きたおかげで
白血病だった妹が治療が受けられなくなって結局死んじゃったんで、犯人の罪をもっと重くしろと求めてるってーのがそれ。あまりにトートツな要求に、思わず目が点ですぜ。
だってさ、この妹って治療を受けてれば100%助かるって前提みたいなんだけど、そんな治療法ってあるんですかい。殺人事件が起きよーが起きまいが、この人の
ガン死とは関係ないよーに思うんだけどどーよ。ぶつけどころのない病気への感情をぶつけられた犯人こそいいツラの皮だぜい。
それで思い出したんだけど、これって
「自称ガン難民」が、自分を治してくれる
治療法が必ずどこかにあって、それを受けられないのはシステムが悪いって主張してんのと同じよーに見えるんですけどー。
さーらーに飛躍しちゃうと、最凶掲示板に集まってるよーな死に直面しているガン患者に対して、ケントーはずれな励ましなんかで苦しめている連中も、そーゆー考えに支配されてんじゃね?。べっつに最凶的には、無理解に苦しめられてる患者になんかしてやりたいって―ワケじゃなくって、自分におハチが廻ってくる時のコトを考えてんだけどね。だっていつかは死ぬんだし。
そこでただいま考え中なのは、ガン患者の死について考えよーってゆー
「ブラックリボン・キャンペーン」なんだけど、長くなったんで続きは次回のココロだー。
これだけサボってて、ご支援をつっーのも片腹痛いんですが・・・よろしく→
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