<例によって赤い字は関連記事にリンクしています>
ピンクリボン月間も今日で千秋楽つーことで、せっかくだからウケが取れそうな乳がん芸人のネタで結びの一番をと思っていたら、なーんとなんと、ちょ〜〜面白い記事が飛び込んできちゃったじゃあーりませんか。
すっかり反ピンクリボンのブログだと思われている今日この頃ですが、ヒサビサに医療とメディアの問題に迫ってみよー。
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(10月31日・朝日新聞)
BPOの放送人権委員会は30日、TBSテレビのニュース情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」について、のどに刺さった割りばしが脳に達して幼児が死亡した事故の訴訟に関して不正確、不公平な報道があったと認定。重大な放送倫理違反だとして、今後は十分な準備をして正確、公平に報道するよう同テレビに勧告した。
問題になったのは08年2月の放送。幼児を診察した医師に過失はなかったと認定した民事訴訟の判決について、司会のみのもんたさんが「ちょっと乱暴じゃないか」と発言。医師についても「素人でも、脳に損傷はないのかな、と考えますよね」などと述べた。他の出演者も「この程度の医療水準でいいのかとなると、頑張っているドクターのプライドを傷つける」などと話した。
この放送に医師側が名誉棄損だと人権委員会に訴えた。委員会は「人身攻撃に及ぶものとは認められない」として名誉棄損には当たらないとしたが、「判決を綿密に検討することを怠り、正確に伝えていない」と指摘。最も厳しい姿勢を示す「勧告」とした。
「みのもんたの朝ズバッ!」は、賞味期限切れチョコレートの再利用疑惑をめぐる報道で、07年にBPOの放送倫理検証委員会から「取材や演出に問題があった」と指摘されている。これを受けてTBSは再発防止のため制作体制を見直していた。(赤田康和)
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そもそも割バシ事件についちゃー、最凶が医療とメディアの関係について考えるきっかけになったくらいのもんなんで、記事カテゴリーの一つにあげてあるのはご覧の通り。
もっちろんこの番組だってしっかりリアルタイムで見ていて(しかも録画ずみ)、
「割バシが傷つけたのは脳かハートか」でネタにしたんだけど、
町医者さんのブログ「ある町医者の診療日記」をはじめ、医療関係者からの反響がけっこーあったんで、よーく覚えてまっせ。ちなみに町医者さんは
この後の展開もしっかり追いかけていて、
今年の5月から人権委員会がこの番組をとりあげて審理に入っていたのをキヤッチされてたのはGJ!
ま、番組の内容やそれについてのコーサツは
関連記事を読んでいただくとしてくり返さないけど、今回の報道にどんな反応があんのかちょろーっと見渡してみた限りでは、
みのに対する罵詈ゾーゴンや「親が悪いのに…」ってなオリンピックに初出場した新興国の陸上選手なみの周回遅れ発言ばっかなんだから甘っちょろいもんだ。
しっかーし。この番組のいっち大きな問題点は、
みののベシャリの内容についてなんかじゃーないじゃん。たしかに
小倉智昭と並んで日本の恥じ入る二大医療半可通コメンテーターとして、患者と医療者間の摩擦向上に日々励んでいる罪科は大きいけど、それよりも
割ばし家族を支援する団体にヒジョーに近いとこにいる「医療ジャーナリスト」が、いかにも
中立なコメンテーターのフリして出演して、偏向発言で視聴者を誘導してたことにあると思うんですけどー。
最凶的にはこーゆー言動が
医療者と患者の対立を煽って、医療崩壊をさらに進めることになると思うんでで、ずーっと反対しているんですけどね。
んでもってこれと平行して、同じ団体のお友だちの中には
この事件や大野事件についての医療者のネット上での発言に対してライターに本を書かせて牽制したり、
自分たちの主張を大幅に盛り込んだ番組をNHKに作らせたり、
新聞記事にいちゃもんをつけて今回のBPO報道の10倍のスペースの検証記事を書かせたり、どーやら最近では
財界主導で医療問題を考えるNPOに接近してるのもいるよーで、
自分たちの都合のいーよーに世論を誘導しよーとしてんじゃないかとゆー邪推がムクムク。つーことは、今回の騒動は
こーゆー勢力との情報戦と思うんだけどどーよ。
それを単に
みののキャラクターとゆーヒショーな問題にしてしまうのって、かえって
きゃつらの思うツボなんじゃね?
なんか週明けの「朝ズバッ!」では、今回の件についてのコメントがあるそーなんだけど、ネット上での反応を含めて目が離せないかもねかもーねそーかもね。長いこと忘れていた医療メディアウォッチャーとしての血が騒いできたぜい。おそらくまだまだ続きます。
つーわけでちょーゴブサタの
死ね死ね団的展開にちょっとばかし
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