長らく留守にしててどーもすんません。6月から延々続いたヘルパーの講座も、施設実習でバーさんに「おばちゃん、おばちゃん」となつかれながら、何とか8月末に終わり、これで晴れて老人ホームの入所者虐待も、ボケ老人のタンス貯金のねこばばもやりほーだいだ!なーんて言ってると、卒業を取り消されちゃうんでおとなしくしてよっと。
講習じゃ、もちろん法律や行政側のシステムについてもしっかりベンキョーすんだけど、介護の世界は切り捨てが進んでいて、「金が無いのは首が無いんと同じやー」という状況が日常茶飯事とゆー、シビアな状態にあるってーことがハンメーいたしました。なんせこの10月からは、審査の基準以下なら、寝てる老人をさらけ落としてでも電動ベッドを取り上げてしまうこともありとゆー、新しい介護保険法が完全施行されるそうだから、バブルのころの取り立て屋となーんも変わらないじゃん。そのうちヤクザもんが転業して、介護機器を取り立ててまわる商売ができたりして。これこそ規制改革・民間開放じゃけぇのぅ、おやっさん。
んでもって、これがガン患者に関係ないなんて思ってたらおーまちがいで、末期ガンの場合もこの法律の対象になってるんだなー。この法律のキーワードは、何たって「自立支援」という名のもとに、とにかく長期療養患者を病院から追い出して施設をなくすことですからー。死にそうな患者もしっかり自立して在宅で療養しましょーってことなのか。とにかく介護の世界は、明日のガン患者の世界を予感させるような3ヶ月だったぜい。
さて、そんなこんなで、ジジババ相手に童謡歌ってすっかりまったりして、果たしてこれから秋の乳ガン戦線に参戦できるのかと危ぶんでいたら、いきなりノドン級が至近距離に着弾してくれちゃったんですな。家のすぐ近くにある市の保険施設であった「乳ガンの自己検診法講習会」ってのがそれ。ふだん、市で主催してるよーなこの手の講習会には、ほとんど出たことがなかった最凶ですが、ちょっとからかいにいってみよーってなつもりで、参加申込をずいぶん前にしといたわけ。
講師は杏林大の伊坂医師の予定だったんだけど、急に都合が悪くなったとかでピンチヒッターのM田って医師。入り口で配られたレジュメを見たら、なんと都がやるピンクリボンがらみのイベントの宣伝があってゲッソリ。なるほどその前哨戦か。
ま、話の内容はマンモによる検診を受けましょう一辺倒じゃなく、人工乳ガンおっぱいを使った触診のレクチャーもあって、まぁまぁだったんだけど、指導してる講師に「ウチの主治医にこーゆー触り方も教えられたけど、あり?」てな質問したら「それでもいいですよ」とは言いながら、
ロコツにやな顔してやんの。お?患者が来たら都合悪いことでもあんのか?そりゃ、近くにいた今度検査に行くって言ってる胸のデカイ若いねーちゃんに、「マンモだとあんたみたいなのは写らないことがあるから、ほかの方法でも調べなきゃダメだよ」ってな四方山話はしてましたがね。がははははは。
しかーし講習会の内容は、肝心のところが役に立たないぞ。何たって「乳腺外科はどこで調べればいいか」ってゆー質問に「ネットで乳ガン学会のHPを見てもらえれば、乳腺専門医がのってます」だとさ。そーゆー手段をもたない連中が「ガン難民」と言われてるんじゃないのかね。この講習会来てる顔ぶれ見ても、全員がネットやってるとは思えないし。
そーいや最凶のときも、都下の某検診センターのオバハンに乳腺外科のある病院を聞いたら、「具体的な紹介はできない」とかぬかしてたけど、そーゆー
お役所の体質は全然変わってないじゃん。そもそも乳ガン学会の「乳腺専門医」なんて、乳ガンを手がけている医者のごく一部だし、患者の評価の高い医師が何人ものっていないのは、ちょっとこのギョーカイを知っている患者には周知の事実。
あまりにも権威主義だし、イージーな対応にムカついたので、「ウチの主治医は腕がいいのにのっていないけど、どーしてでしょーねー」と聞いたら「それでは、腕がいいのかわかりませんねー」と、笑いながらいいおった。会場のオバハンたちも、「センセーが笑ってらっしゃるから、ここは笑いどころね」とばかりに笑ってやんの。
今日のところはケンカするつもりで来てなかったんだけど、こーゆー無礼者にはブチ切れましたね。あんたはそんなに偉いんですかそうですか。
そこで「主治医の名誉のために言っておくが、決していかがわしいわけではないし、HPにのっていなくても評価の高い医師も何人も知ってますよ」とツッこむと、「消化器外科で乳腺を手術する人もいるから…」と、訳の分からん言い訳をしたあげくに「
(乳腺専門医は)申告制ですから」だとさ。
つーことは、「我こそは乳腺専門医」とズーズーしくアピールできて、ある程度の基準をクリアしてたら認められるわけだ。そーいやHPにのっている医者にも、産婦人科医や消化器外科医もいるけど、お話と矛盾してませんかね。M田センセ。
自分の名前がのっているためかどーかは知らないけど、乳ガン学会の「乳腺専門医」が、さも権威があるように言ってたのに、ちょっとツッこまれたくらいで、そんなドン引きしちゃダメじゃん!うぷぷぷぷ。
どーもこのセンセ、東京といったって西のハズレの田舎なんだから、テキトーにあしらっときゃいいやって姿勢が見え見え。あとで調べたら、最凶が問い合わせたかの検診センターに以前はいたそうで、思わず納得したね。
「ガンにならないための食生活」てな指導をしている栄養士も、いかにも昔の農村の栄養指導しているみたいに「教えてやる」って感じだし。ま、参加者の方も、やたら「今日はありがとうございます」ってな感じでペコペコしていて、いかにも「患者格差」を抱えてるうえに、情報からも疎外されてるって感じだしね。なーるほど、「難民」は生まれるべくして生まれるのかーということを実感した講習会でありました。
しかーし、おかげでテンションはあがったぜ。一ヶ月以上のブランクも、一気に取り戻すつもりなんでよろしくね!!
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