世界の将棋展のトークショーが、2012年6月9日(土)午後2時30分開場ということで、その時間に奥野カルタ店に行ってきた。
http://okunokaruta.jugem.jp/?eid=203
(しっかり写真に写っています。)
開場に行くと、神崎先生が居られたので、ご挨拶をした。
3回の講座の第1回だったのですが、最初にレジメが配られたのですが、連続の講座だったようです。午後3時〜午後4時30分のトークショーで1時間くらい、中国将棋の駒の動きと定石についての解説で、残りの30分が講座だったのですが、内容は「世界の将棋の比較」ということでした。
私は、5大将棋の歴史的な分析だと思っていたのですが、その意味では期待外れでした。でも5大将棋を比較するという試みは、今までなかったような気がするので、新鮮でもありました。
5大将棋とはシャンチー・チャンギ・チェス・将棋・マックルックのことです。その中で色々比較しています。あくまで所司先生の主観だそうです。その中から一つだけ紹介します。
◎受けと攻めの比率
1シャンチー 8:2
2チャンギ 7:3
3チェス 7:3
4将棋 6:4
5マックルック 6:4
と示して、その理由を説明しています。
以下も
◎玉の囲いの平均手数
◎読みと感覚の比率
◎平均手数
◎長手数の頻度
◎駒の平均的強さ
◎ダイナミックさ(駒が派手に盤上を駆け巡る比率)
◎序盤体系の充実度
◎終盤の公式度(書物などでどれだけ終盤の局面が解明されている形があるか。)
◎各「しょうぎ」の特殊ルール
◎各「しょうぎ」の類似性
◎愛好家の人口
◎引き分けの可能性
◎先手後手の勝率比較
◎駒の評価点
◎各歩(ポーン・ビア)の違い
という項目について所司先生が考察を加えるもので、結構面白いです。
第1回は平均手数迄の説明でタイムアップでした。
午後4時30分に終わった後も、所司先生やチャンギ協会・中将棋連盟・チェッカー協会の方や各将棋に造詣の深い岡野氏が残られて、説明を受けられるので、とっても面白かったです。
しかし、今回は神崎先生以外は全く知り合いがいませんでした。指将棋の知り合いも詰将棋知り合いも全然来てませんでした。ガッカリしていたのですが、突然声をかけられました。同業者の将棋大会で私と指したことがあったそうですが、私は全く失念していて、失礼なことをしてしまいました。
レジメを入手するだけでも、価値がありますので皆様是非ご参加を、、、。私も誰かが参加するのなら、又行ってもよいのですが、、、。

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