2009年10月24日(土)〜10月25日(日)詰工房合宿レポート 於、湯河原「杉の宿」
【参加者】I山修、U屋原剛、O橋光一、K藤徹、K泉潔、K坂研、K藤郷、K脇芳雄、K子清志、T橋恭嗣、T波偉、M角淳、Y原嗣治(13人)
今回は公式記録員(?)のI葉氏が欠席でしたので、私が書くことにしました。
湯河原駅に二時集合とのことで、すでに何名か来ておられました。私はI山さんの車でU屋原君、O橋さん、Y原さんと一緒に乗り込み、タクシーでK脇さん、K子さん、M角さんが「杉の宿」に向かいました。
徐々にメンバーが集り、暫くすると13人全員揃いました。残念だったのは、K藤真一さんが急病で来られなくなったことです。くれぐれも、お大事にして下さい。
特に合宿のテーマは無いですから、私はこの日に備えて、おもちゃを持ち込みました。
私のおもちゃリスト
@詰将棋毬藻集A近代将棋昭和28年1月号附録「詰将棋短編傑作集」B昭和曲詰集(上)C王将天狗第十九号D田中至作品集「白扇」Eポケット詰将棋・・全て原書
一晩ありますから、合間に「白扇」から出題すれば時間も持つと思っていました。
先ず最初にK脇さんが、「四百人一局集」の執筆依頼の見本の載った原稿を配られました。正式に詰工房のメンバーに執筆依頼が出されてしまいました。私は「四百人一局集」が本当に出るのかも懐疑的(K脇さんゴメンナサイ)でしたので、原稿を書く気は無かったのですが、大先輩にこのように礼を尽くされては書かない訳にはゆきません。レベル的に私が四百人に入るとは思えませんが、前回も三百人に選ばれていない人が、原稿を送ってきたので、載せていることがありましたので、まあそれと同じというつもりで書くことにします。
Y原さんが新作を披露して、K子さん他の人達が解いた後に、改良案を考えていました。
一方私は、自作・U屋原君作・K子氏作の短コン投稿作の披露、及び紹介をしてもらっていました。K子氏作は来年もシードを取ると確信しました。私は先ずクジに当るのが最初の勝負です。
食事は6時30分からということで、私は露天風呂に入りに行きました。すでに何人かの方が居られて、風呂でも詰将棋談義をしていました。私も加わりましたが、話しが長くなって逆上せそうになりました。
食事中も詰将棋談義が続きます。K藤郷さんの作品集が年明けには完成しそうな感じでした。また北原義治氏の作品集についてもK脇さんが原稿を持っているとのことで、出版が待たれます。
食事が終った後、自作を披露したり、U屋原君の作品を見せてもらったりしていましたが、ネタが切れたので「白扇」から出題し始めました。
その中で、そうそうたるメンバーが一番苦戦したのが、第六十番。

一番最初にM角さんが解いて一言。
「今の学校の作品より良い。」
この作品は今から40年以上前の作品なのですが、田中至氏の短編は今見ても面白いものが多いということです。
私としては次の作品の方が好みなのですが、簡単すぎて不評でした。第九十五番

別の所では、K子さんの今月のデパートの記録作を解いていましたが、記録部分が終ってからの収束に皆さん大苦戦。I山氏が解けたと思ったら二歩を打っていたりして、中々と解けません。K子さんにヒントを出してもらって、やっと解けたようでした。実は私も苦戦していたので、解くのに時間がかかったのは、自分だけでは無かったと、ホッとしたのは内緒です。(実はU屋原君も苦戦したとのこと)
他にはK藤徹さんが得意の大道棋をM角さんに出題していたのですが、紛れ筋で詰まされていたりしました。
U屋原君がK泉さんに、作品を紹介していました。大作ばかりで、K泉さんも感心しきりでした。
その後、NETのさざんか握り詰の作りかけをU屋原君に見せたところ、お返しにU屋原君の作りかけを見せてもらいましたが、凄すぎますね。
楽しい時間が過ぎるのは早いもので、夜中の0時を過ぎると皆さんそろそろ就寝しはじめました。最後まで粘っていた私も二時前には就寝しました。
翌10月25日(日)朝6時頃には、U屋原君は関東リーグ参加のため帰られました。(しかし関東リーグが次ぎの日にあるのに、合宿に来るとは流石です。しかも全勝だったらしいので更に凄い。)
眠気覚ましに朝風呂に入りに行くと、すでに入っている方もおられました。
朝食は朝8時30分からで、そこでも相変わらず詰将棋談義が、、、。皆さん本当に詰将棋が好きです。
10時にチェックアウトですが、その後も対局場でしばらく詰将棋談義や、詰将棋を解いたりしました。
10時過ぎにI山氏・O橋氏・Y原氏が帰られ、K藤郷さんも雨の中、駅まで歩いて帰られました。
11時頃になって、K泉氏・K坂氏・T橋氏が帰るとのことで、お開きという流れになりました。私はK藤徹さんの車でK脇氏・K子氏・M角氏と一緒に湯河原の駅まで送っていただき、帰途に就いたのでした。
リポートというより、日記ですねえ。最後に一言。
ああ、面白かった。

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