近鉄将棋祭り参加記
2008年8月8日(金)
近鉄将棋祭りに参加するため、仕事が終わった後に新幹線で、大阪に行く予定でした。仕事が何時に終わるか解らないので、前売りは買っていなかったのですが、空席はありそうだったので、楽観していたのですが、、、。
何と、指定席は満席ばかり、自由席で二時間以上立って行く気もしないので、結局遅い時間の指定席で行くことになり、大阪での宿入りは夜の12時近くになってしまいました。
2008年8月9日(土)
朝会場に入ると懸賞詰将棋が目につきました。

速攻で解答を記入し提出しました。
そうこうしている内に、和歌山の強豪の真田正さんが居られましたので、ご挨拶しました。
さてプログラムですが、第一プログラムは山田朱未女流初段と前日のスポニチ杯優勝者の福間健太氏との平手対局。解説は神崎先生で、読み上げが福間健太氏の兄の福間貴斗奨励会二段だったのは若干面白かったです。でも将棋は大差で福間アマの勝ちでした。
第二プログラムは楽しみにしていたプログラムの一つで、「スポニチ60周年記念 おもしろ詰将棋の世界 60にちなんだ詰将棋、大集合!」でした。

解説は浦野先生で、駒を並べているのは実は船江三段で、看寿賞作家コンビでした。(豪華なのですが、一般ファンには解らないでしょうねえ。)浦野先生↓

で60に因んだ作品です。作者は岡田敏氏です。盤面攻方23角が脱落していますので、ご注意下さい。(途中で気がついて加算されたので、初形は撮れませんでした。)

続いての作品も岡田敏氏の作品です。持駒はなしです。

以上の二作品は作者名を紹介していたのですが、次の作品について浦野先生は「ある人に頼んで作ってもらった。」としか仰らなかったので、作者不知でした。(古図式みたいですな)

この作品は見事な作品だと思います。「六⇒十」の立体曲詰は初でしょうか?手順も45龍と切りたいところを先に25金とは上手いものです。これは双玉だし立体曲詰を難なく作る手腕からいって、山田康平さんの作品だと確信しました。(実はこの話にはオチがあります。)
以上の作品の紹介という終わってみると実にシンプルなコーナーで、30分の予定が20分弱で終わってしましました。

コーナーが終わって外に行こうと思ったら、1段高い客席のベストポジションに何と、谷口均さんが居られました。
谷口「さっきの六⇒十の局詰めは良かったな。作者誰やろ。」
私「双玉だし立体曲詰めを難なく作るあたり、山田康平さんじゃないですかね?」
谷口「そうか山田さんか。」
等と会話していたら、次のプログラムです。
詰Tグランプリにも参加される稲葉陽四段と清水市代女流王将との平手戦です。解説は久保八段。

これは難しい将棋ながら、稲葉四段の勝でした。
この対局が終わって、いよいよお待ちかねの「詰Tグランプリ」です。先ず会場で、優勝者あての投票が行われました。私は内心「素人の衆はどうせプロに投票するだろうが、いのてつさんの優勝は間違い無いだろうから、商品の当選確率が高くて良いなあ。シメシメ。」と思い当然いのてつさんに投票。
谷口さんとも、本命いのてつさん、対抗稲葉四段で一致しました。
で、気合を入れて見ようと思って、トイレに行くため外に出たところ、今度は何と水上仁パラ編集長に出くわしました。ご挨拶の後、次のような会話が、、、。
水上「いのてつさん、まだ来ていないみたいや。さっき浦野先生が探しとった。もっと早よう会場入りせなアカンやろ。」
えー!!まさか、いのてつ氏不戦敗?続きは「激闘詰めTグランプリ篇」まで刮目して待て。

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