シーズン到来を告げる風。俗に春一番っつう嵐のことだ。
バイカーにとって、雨や雪もつらいが、暴風ってのも決して気持ちよく乗れるもんじゃぁない。
風を自由にコントロール出来ないからね。
そんな嵐の日には、お家で数字のお勉強っつうのもたまにはいいんじゃないかな?
ちなみに、この日吹いた嵐の最大瞬間風速は37m/s!!
1秒間に37メートルっつうことだけど、ピンときませんな。
馴染み深い時速に直すと、3.6×37=133.2km/h!!
免停確実です。(苦笑)
数字が並んだついでに、ハーレーに関する数を一つ二つ。
ご存知のとおりハーレーダビッドソンはアメリカ製で、ほとんどのボルト類はアメリカ規格の「インチ」サイズである。日本人には馴染みのうすいインチ表示。メートルになおすと、1インチ=25.4ミリメートル(2.54センチ)なんだけど、ややこしいのは、その呼び名で、1インチの半分は、0.5インチ(12.7ミリメートル)とは言わず、1/2(ハーフインチ)、1/4(6.35ミリメートル)はクォーターインチというように、分数で表している。当然ハーレーに使用する工具類もインチサイズで、呼び方も分数である。
ボルトや工具に限らず、長さの単位なのでボアやストロークなんかも分数で表していることが多い。例えばショベルヘッドの1200ccでは、
ボア 3-7/16(87.3125ミリメートル)
ストローク 3-31/32(100.80625ミリメートル)となる。
お気付きではあると思うが、排気量等の立方体を表す単位も「立方インチ」(キュービックインチ)、記号はcu.inで表します。
1立方インチは、16.387064立方センチで、0.016387064リットル。
1200ccだと、計算上≒1207ccで、73.655677cu.in(≒74cu.in)
1340ccだと、ボア3-1/2(88.9ミリメートル)
ストローク4-1/4(107.95ミリメートル)で1340.087ccで、81.8cu.in。
会話の中でよく登場する、「45」「74」「80」「88」他、とは排気量のことであり、車種を表現する手段の一つである。
悲しいかな、ハーレーに乗る以上付いて回る分数。
小数点やなんかを、真面目に考え無ければいけないのは小学生ぐらいで、
バイカー諸君達は、適当に感覚として染み付かせておけばよいだろう。

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