
機体名「ナスタチウム」
全長 12.6m
全幅 17.6m
重量 38.5t
最高速度 M4.2
外装除去後 M2.7
武装
ARZ加速ビーム砲×2
小口径ガトリングガン×2
>シュッツェンクライト<
ロケットブースター×4
アシスタンスブースター×5
イオンブースター×4
Eシールドジェネレーター×2
試作型グラビティシステム
・外装除去後
翼部加速ビーム砲×2
フレキシブルシザーアーム×2
アームビームガン×2
機体説明
圧倒的突進力をもって敵地へ進行、敵司令部を沈黙させる機体、というコンセプトの元開発された飛行ゾイド。
当初はレドラーなどの飛行ゾイドをベースに開発予定であったが、実践での運用の際には敵陣の真ん中を強行突破することも想定されており、機体耐久度が高いうえに積載量も豊富なシンカーがベースに選ばれた。
しかしシンカーの元々の空戦能力が低いため、改修にあたってはまず空戦能力の強化が行われた。
翼は大型のマグネッサーウイングに取り替えられ、それに合わせて尾翼も追加。
また、機体下部には小口径ガトリングが取り付けられ、ドッグファイト時の牽制や対地攻撃能力が強化された。
しかしそれだけでは予定された性能に及ばなかった為、新たに製作された強化外装ユニット「シュッツェンクライト」を装備。
このユニットは総合的な防御力、機動力の強化を目的とした装備である。
機体後部に多数の追加ブースター、両翼上にはアシスタンスブースターを兼ねたEシールド発生装置が備えられている。
これによりマッハ4を超える驚異的な最高速度を叩き出したが、反面パイロットに加わるGは並大抵のものではない。
そこで考案されたのが重力制御による負担の軽減だ。
実験段階の装置であるため長時間の稼動は出来ないが、高速移動中のみに限定して稼動させることでGによる負担の軽減に成功した。
本機体の運用方法は機動力とEシールドを活かした突撃戦がメインであるが、元々が司令部の強襲を目的とした機体であることから対ゾイド戦はあまり考慮されておらず、旋回性能が通常の飛行ゾイドに比べて格段に劣っていた。
しかし外装ユニットを2段階に分けてパージすることで戦闘スタイルの変更が可能であり、またパージすることでフレキシブルシザーアームなどの使用が可能になるため、近〜中距離戦においてレドラーにも劣らぬ性能を発揮する。
実践においてもその性能の高さを十二分に発揮し、多くの戦果をあげたが、外装ユニットが使い捨てに近い運用をされてしまっていたため、膨大な維持費をかけてしまうこととなった。
それでも本体である空戦強化型シンカーの性能が優秀で、コストも比較的安価で生産することが可能であったため、一部の地域では多数のシンカーを改修、実戦配備されたとの報告も受けている。


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