ヴェローナにて
世界遺産のヴェローナ。
ヴェローナの城壁。イタリアのかつての市街地はすべて城壁で囲まれていた。
ジュリエッタの墓。ジュリエッタはジュリエットのこと。かの有名な『ロミオとジュリエット』の発祥はこの地だと言われている。しかし、確証はない。だから、これもジュリエッタが収められていたであろう墓。落書きがいっぱいなのが残念…。
ジュリエッタの家の入口。落書きがいっぱい。しかし、白い部分は落書きしてもいい部分。後に現代アートの題材にするらしい。それがとんでもない高値になるんだって! 作者自身はほとんど何もしていないのにねぇ。
バルコニー。ここで「おおー、僕のジュリエット」、「おおー、ロミオ。なぜあなたはロミオなの?」と会話していたかもしれない場所。
バルコニーの下にはジュリアッタ像が。右胸を触ると真実の愛が見つかり、右腕に触ると金持ちになるという。僕は両方触っておいた(笑)。
ジュリエッタの家の内部は博物館になっておる。映画『ロミオとジュリエット』で使われたベッド。
ジュリエッタの家では現代アート展が開催中だった。ベッドの横にはこんな作品が(笑)。
ヴェローナの旧市街地はかなりの歴史があるのだが、それはかつての街を埋め立てて造られた。だから、旧市街地の下にはさらに古い街の遺跡が埋まっている。
ヴェローナの街並み。長い歴史の重みとその風格を感じさせる。そして、モードの最先端をいくイタリア。旧市街地にもお洒落な店が並んでいる。
ヴェローナのアレーナ、円形劇場。夏の間にここで開催される「ヴェローナ野外音楽祭」はヴェローナの名物。世界中からオペラ・ファンが集まってくる。この時期はまさにシーズン中。ほぼ毎日本番がある。当たり前であるが、雨が降ったら、中止。
本番で使わないセットはアレーナの外に置かれている。
アレーナの横はカフェやレストランが並んでいる。音楽祭の開催中は書き入れ時。明け方まで営業している。
僕は「ヴェローナ野外音楽祭」一の名物の出し物で、1913年から続くプロダクション、G.ヴェルディ作曲のオペラ『アイーダ』を鑑賞。21時開演。月と星がきらめく下で観るオペラはまた違った趣がある。オーケストラと合唱が良かった。イタリアらしいカンタービレがあった。終演は日付が変わってからだった。
「イタリア旅行2009写真集3」へ続く
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