12月3日に創作オペラ『楠木正成』の初演を指揮をさせて頂きますが、本番までちょうど1ヶ月となった一昨日、その音楽稽古が始まり、キャストが一堂に会しました。
このオペラの作曲者は作曲家であり、エレクトーン奏者でもある車川知寿子さん。和歌山県橋本市出身、在住で、1984年にアメリカ合衆国で開催されたロサンゼルス・オリンピックのシンクロナイズドスイミングの音楽を作曲されたことで注目を集めました。本番では第1エレクトーンも担われます。稽古ピアニストも務めて下さり、作曲者本人がいらっしゃるので、質問できたり、解説して頂いたりとありがたい。
キャストは関西一円で活躍している実力派歌手たち。女声陣は初めてご一緒します。作品は色々な手法で書かれていて、歌手にとって難しい曲もありますが、その音楽が場面と合っていますし、エモーションを終わりにグッともっていく全体の構成は見事です。それをどう歌いこなしていくかが重要となります。
次の稽古につながる上々の滑り出しです。