9月22日、フェニーチェ堺での「
テアトロ トリニタリオ2020」の本番を終えた翌日から久しぶりに遅寝早起きの睡眠時間ギリギリの生活に突入し、管弦楽作品の楽譜を作成する日々が続きました。最後の2日間はだましだましの仮眠を取りつつぶっ通しで作業を進めて、ようやく完成させました。そんなわけで、
「テアトロ トリニタリオ2020」の本番当日以来のブログ更新となりました。
住之江第九合唱団 in OSAKAは、新型コロナ・ウィルスの感染拡大が大きな問題になりつつあった2月9日に「
第23回住之江区生涯学習ふれあいフェスティバル」に出演し、2月26日まで練習を行いましたが、3月からは活動を休止しました。ようやく昨日、われわれの最も大切な作品『第九』の練習を行いました。7ヶ月ぶりの再会、そして合唱。残念ながら団員全員ではありませんでしたが、再び歌える「歓喜」をかみしめながら歌いました。感染予防としてマスクとフェイスシールドを着用し、団員同士の間隔をしっかり開けてということでこれまでの歌い方とはかなり違い、戸惑う面もありましたが、『歓喜の歌』が高らかに響きました。7ヶ月の休止のブランクを感じさせない住之江第九合唱団 in OSAKAの響きが戻ってきて、指導者としてはうれしい限り。
本来であれば、来年は秋に「第7回住之江第九演奏会」を開催する年です。新型コロナ・ウィルス禍の渦中、まだ先が不透明ですが、開催する方向で一歩ずつ前進していきたいと思います。
これで関西のレギュラー、準レギュラーの仕事はほぼ全て復活。
いち早く、6月から活動を再開したのはかがり女性コーラス(
かがり音楽アカデミー)。ソーシャル・ディスタンスを確保できる広さがあり、換気も十分な
かがりホールで練習できるのがありがたい。新緑の季節の恒例行事「わかばコンサート」が開催できなかったのは残念ですが、12月の「クリスマス・コンサート」に向けて練習を重ねています。
次に早かったのは
合唱団 ルークス スペイ。ソーシャル・ディスタンスを確保するために、2グループに分けての練習が続いています。早く全体で練習したい思いは募りますが、分かれて練習することにより、パートに寄り添ったより細かい指導ができるのが利点です。「母」をテーマに選曲していますが、私の新作も含まれています。短い曲ですが、抒情的で合唱の醍醐味を十二分に味わえる良い曲(笑)。全体で合わすのが楽しみ!
7月の中旬には河内長野ラブリーホール合唱団の活動が再開。
2月23日の演奏会が直前に中止となり、大きく落胆しましたが、気を取り直して、来年2月の演奏会に向けて進んでいます。曲目はC.オルフの名作『カルミナ・ブラーナ』。素材自体はシンプルなのですが、変拍子のリズムや言葉の多さがわれわれを苦しめます(特に男性は大変!)。例年よりも練習期間が3ヶ月短いですし、ソーシャル・ディスタンスを確保するための会場のやり繰りでさらに練習回数は減っています。しかし、今のところ順調に進んでいるかな(?)。今年のG.ロッシーニ『小荘厳ミサ曲』の演奏会は来年6月に開催予定。僕が指揮をさせて頂きます。
8月には
LA FENICEの練習が2つのグループに分かれて再開されました。4声が揃わないことでやりにくい面もありましたが、逆にパート毎に細かく練習できた面は良かった。9月の末には4声揃って練習しました。やはり4声揃うと、違いますね。ハーモニーが広がり、合唱の醍醐味を体感しました。
9月22日に大きな本番を終えて2週間感染者を出さず、無事に乗り切った大阪響コーラスは、今月31日の「
大阪交響楽団第113回名曲コンサート」に向けて動き出しました。曲目はL.v.ベートーヴェンの生誕250年記念にちなんだ『合唱幻想曲』。
9月の初めに1度練習しましたが、今月からこちらに専念です。合唱が歌う箇所は少ないですし、音自体は難しくありませんが、まだまだ突き詰められる。こちらも無事に乗り切りたい。