27日(金)の
大阪交響楽団特別演奏会「感動の第九」で2019年最後の本番を締めくくりました。
レギュラーの仕事も続々と今年の最後を迎えました。
1月19日(日)に「
第53回定期演奏会」の本番を控えている名古屋大学グリーンハーモニーは21日(土)に僕が指揮をする上田真樹作曲の混声合唱組曲『まほろば』の今年最後の練習を終えました。人数が少ないながらも、音色の多彩さ、声の広がりでこの作品の持つスケールの大きさを表現するのを目指していますが、練習を重ねる度に手応えを感じています。
年明けからは本番に向けて最終調整に入ります。
今年7月にJ.S.バッハの大曲『ヨハネ受難曲』の演奏会を素晴らしい形で終えたLA FENICEは、次に向けてバロック音楽の名曲中の名曲、G.F.ヘンデルのオラトリオ『メサイア』に取り組んでいます。年内最後の練習で最後まで到達し、練習は2巡目に入りました。
練習の度に『ヨハネ受難曲』で培ったものが発揮されていて、指導者としてうれしく思います。一方で、さらなる発声技術の向上も必要であると思っています。ヘンデルの『メサイア』は音もオーケストラの編成もシンプルである分、声(合唱)による表現力が求められます。変化に富んだ声(響き)を作れるかが勝負。本番まで半年間、着実に進めたい。
今年5月に「
創立5周年記念第3回演奏会」を開催した合唱団 ルークス スペイ(実質は創立6年)。この団にとっては挑戦的な曲目でしたが、見事に歌い上げました。僕自身は思い入れのある合唱団と思い入れのある高田三郎作曲の混声合唱組曲『水のいのち』ができたこと、僕の念願だったJ.ラターの『グローリア"Gloria"』が指揮できたことが大きな幸せ。活動の上では紆余曲折ありましたが、成長した姿を披露できたことを心からうれしく思います。
現在はJ.ハイドンの『スターバト・マーテル』をメインとして「母」をテーマとした作品に取り組んでいます。響きが良くなったという実感を深めています。来年は目標としていたことができるかな?
27日(金)は大阪交響楽団の「感動の第九」の前に名古屋へ戻って、女声合唱団コール・AIの今年最後の練習。10月の「
創立30周年記念第15回演奏会」では厳しい練習を乗り越えて、年齢を感じさせない充実した演奏を繰り広げました。現在は次の目標へ向けて邁進中。声もハーモニーもいっそう磨きをかけて臨みます。
28日(土)に河内長野ラブリーホール合唱団の指導で今年最後の仕事を納めました。
22日(日)に本番指揮者の舟橋洋介さんを初めて迎え、G.ロッシーニの『小荘厳ミサ曲』を指導して頂きました。全てをやって、方向性が示されたと同時に、基礎は固まったと感じました。
それを踏まえ、年内最後の練習では冒頭の『キリエ""Kyrie』を重点的にやりました。発声技術を高め、声による表現の幅を広げることと、確固たるハーモニーを作り、和声の色彩を豊かにすることがこれからの課題です。
僕は大きな手応えを感じています。年が明けたら、本番に向けて追い込み開始。グングン良くなりますよ!
2019年の仕事を全て無事に終えることができました。思い出に残る本番が多く、実りの多い一年となりました。お世話になりました皆様に心から御礼申し上げます。
3年ぶりに仕事をしなくてもいい年末年始を迎えられそうです。なんとうれしいこと! ゆっくり休みます。
皆様、良いお年を!