先週から急に暖かくなり(暑いぐらい)、桜が一気に花開きましたね。ちょっとした所要のついでに名古屋の桜の名所、鶴舞公園に寄り道して、桜をしばし愛でました。
2月25日にW.A.モーツァルトとG.フォーレのダブル『レクイエム』の演奏会を終えた河内長野ラブリーホール合唱団は次の演奏会に向けて3月25日から練習を開始しました。曲目は大曲中の大曲、音楽の父J.S.バッハの『ロ短調ミサ曲』。この作品はバッハの作品の中でも異色なものです『キリエ』"Kyrie"と『グローリア"Gloria"』、『サンクトゥス"Sanctus"』は演奏を目的に作曲されましたが、それ以外の大部分は演奏する目的もなく、晩年に作曲されました。なぜバッハがミサの通常文(音楽で説かれる部分)の全てを埋めようと思ったのかわかりません。言えることは、『ロ短調ミサ曲』は全曲を通して演奏する目的を持った作品でないということ。しかし、既存のカンタータからの転用はあるものの、バッハの技術の粋を集めた作品と言えます。
これを演奏する、さらには長大な音楽を緊張感を持って、飽きさせずに聴かせることは非常に非常に難しい。僕にはできればやりたくない作品です(笑)。それでも、敬愛する河内長野ラブリーホール合唱団のために相当な覚悟を持って取り組むことにしました。
久しぶりに『ロ短調ミサ曲』を勉強して、改めて大バッハの偉大さを感ずるとともに、僕のバッハ熱が上がりました。なんとかして河内長野ラブリーホール合唱団の皆さんをバッハの世界に引き込みたい。本番は来年2月24日(日)。突き進むしかない!
今日から岐阜県多治見市へ通う日々が始まりました。多治見駅前のしだれ桜が優雅で美しかった!
昨年6月に多治見市のバロー文化ホールで開催された「まるごと一日音楽の日 in たじみ」で指揮させて頂きました。ありがたいことに、
今年6月24日(日)に開催される2回目の「まる音」でも指揮させて頂くことになり、今日は
多治見市交響楽団との初練習でした。
僕が指揮させて頂くのはオーケストラの部でP.I.チャイコフスキーのバレエ『白鳥の湖』ハイライト、合唱とオーケストラの合同の部で.B.ビゼーの歌劇『カルメン』のハイライト。どちらも名曲中の名曲。昨日は奏者が少なかったので、場面を説明しながら方向性を示すことを重点に練習をしました。
多治見市交響楽団とはこれまでに何度かご一緒させて頂きました。
来年3月3日には僕のルーツである岐阜県恵那市で『第九』の第4楽章をメインとする演奏会でご一緒します。今回の「まる音」も成功させて、来年の『第九』につなげたいと思っています。