2017年11月23日(木・祝) 無事終了
ウィルあいち(愛知県女性総合センター)ウィルホール
主催
女声合唱団コール・AI
後援
愛知県教育委員会
名古屋市
朝日新聞社
愛知県合唱連盟
お問い合わせ
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指揮:
中村貴志
ピアノ:重左恵里
第1ヴァイオリン:加川由梨
第2ヴァイオリン:玉木奈津子
ヴィオラ:田中文恵
チェロ:石本卓斗
コントラバス:谷脇友里恵
T 秋のうた・冬のうた
文部省唱歌(
なかむらたかし編曲) 虫の声
松下耕 夕焼け
服部公一 風がうたった秋の歌
文部省唱歌(三善晃編曲) 雪
萩原英彦 クリスマスのよるだから
三善晃 雪の窓辺で
U 相澤直人 女声合唱アルバム「くじけな」
V B.チルコット 小ジャズ・ミサ曲"A Little Jazz Mass"
四 なかむらたかし編曲によるミュージカルセレクション
R.ロジャース(
なかむらたかし編曲) シャル・ウィー・ダンス
A.ロイド−ウェッバー(なかむらたかし編曲) オペラ座の怪人
A.ロイド−ウェッバー(なかむらたかし編曲) メモリー
C-M.シェーンベルク(なかむらたかし 民衆の歌
アンコール
L.ハーライン(なかむらたかし編曲) 星に願いを
女声合唱団コール・AIが今回の演奏会の会場とした
ウィルあいちホールには、これまでに何度か訪れたことがありますが、全くと言っていいほど印象が残っていませんでした。しかし、今回こちらで演奏させて頂いて、響きが非常に良く、お客様が入っても響きがほとんど変わることがなかったので、戸惑うことなく本番に臨むことができましたし、心地よい響きの中に身を置いて演奏することができました。また、たくさんの方々にご来場頂き、最後の最後までわれわれの演奏に熱心に耳を傾け、そして暖かい眼差しをおくって下さったことも大きな励みとなりました。お客様に心から御礼申し上げます。
僕がコール・AIの演奏会を初めて指揮させて頂いたのがちょうど2年前。それからはこの演奏会を最大の目標として、発声の技術(若々しい声を出すこと)と合唱の技術(ハモらせること)の向上を徹底して、練習を重ねました。時には厳しいことも言いましたが、誰一人脱落することなく、この日を迎えることができたことをうれしく思います。
本番はこの2年間の努力が花開きました。
第1ステージは正直に言ってリハーサルの時のほうが良かった。ハーモニーがいまいち。それでも声の良さはアピールできたと思います。
第2ステージでは一転して、迫真の演奏で、客席からどよめきが起こったほど。コール・AIは6曲から成る相澤直人さんの濃密な『くじけな』を的確に歌い上げました。練習したことのほとんどが実現できた名演で、指揮しながら感動しました。
第3ステージの『小ジャズ・ミサ曲』も良かった、"Sanctus"までは(笑)。"Benedictus"以降は疲れが出たのか、失速…。残念!
しかし、最後のミュージカル名曲セレクションで盛り返しました。コール・AIはアンサンブルの素晴らしい演奏の支えもあって、時にはかわいらしく、時には激しく、時には憂いに満ちて、時には希望を持って声高に、それぞれの曲の世界を繰り広げてくれました。
これほど大きな充実感に満ちた本番は滅多にありません。選曲も演奏会の構成も非常に良かったですが、歌い切るには大変な曲目。コール・AIの皆さんはここまで本当によくやって下さいました。努力の賜物。心から敬服します。しかし、指導の手は緩めません(笑)。
順当にいけば、2019年に第15回演奏会を開催することになります。しかも、創立30周年にあたる大きな記念の年。これを次の大きな目標として、練習に励みます。