アレンジャーの一人として関わらせて頂いている
「ライト・シンフォニック コンサート」の本番当日となりました。
先日の徒然の記事で一段落ついたと記しましたが、その後、このコンサートの編曲が1曲増えて、夜なべをして大急ぎで仕上げました。ということで、僕が編曲したのは全10曲のうち7曲。『ひまわり』や『ゴッドファーザー』、『スパルタカス』、『ニュー・シネマ・パラダイス』、『雨に唄えば』といった映画音楽、『スペイン』や『A列車で行こう』といったジャズのスタンダードを編曲しました。依頼が遅くて、なおかつ忙しい時期と重なって時間がなかなか取れなくて、そいて体調も崩して仕上げるのが大変でしたが、ムードいっぱいのしっとりとしたアレンジ、クラシック調のアレンジ(ピアノ・ソロの
細川千尋さんから某ピアノ協奏曲のようにという指示があり)、ビッグ・バンドのようなアレンジと楽しみながら作業を進めました。
昨日はリハーサルが行われ、僕も立ち会いました。最初は探りながらという感じでしたが、奏者たちが曲をつかみだすと、だんだんと形がはっきりしていくのが面白かった。本番では細川さんのピアノが冴え渡り、
大阪交響楽団の色彩豊かなサウンドが響き渡るでしょう。
大阪交響楽団とはこの2ヶ月ほどで
ベートーヴェンの『第九』、
オペラのガラ・コンサート、
モーツァルトの『魔笛』とこのコンサートでご一緒させて頂きました。どの公演でもその作品に合った音を求め、紡ぎ出す姿勢に心打たれました。こんなに素晴らしいオーケストラと度々ご一緒させて頂いていることを幸せに思いました。
今夜お時間がございましたら、是非
ザ・シンフォニーホールにお越し下さい。バレンタインデーの夜に大人のぜいたくなひとときをお過ごし下さいませ。
さて、一昨日は
26日に本番を迎える「河内長野ラブリーホール合唱団演奏会」の本番指揮者、寺岡清高さんの練習に立ち会いました。
今年最初の練習も寺岡さんによる指導で、僕は立ち会いましたが、あの温厚な寺岡さんが「怒ってしかるべき状況」と言わしめたほどの非常に悪い出来。
その翌週の練習ではこの合唱団では今までにないほど厳しく指導致しました。
あれからほぼ1ヶ月。どこまで上達したか楽しみにして一昨日の練習に伺いましたが、果たして上達してました。お尻に火がつかないと本腰を入れないというのを直せば、この合唱団はもっと上手くなるのに(笑)。
本番まであと2週間。ブラームスの抒情性をもっと出したいですね。ブラームスの思いを汲み取り、歌詞の意味を把握し、イメージして、音を作っていきたい。