今週は名古屋では気温が30度近くなるなど、暑かったかと思えば、肌寒くなったりと、気候が安定しませんでしたね。しかし、体調を崩すことなく、元気で忙しい日々を過ごしています。
それにしても、時間が経つのが早いこと!もう1週間が経ったのかと驚きます。ただ、慌ただしいスケジュールですが、作編曲の仕事が少ない分、余裕があります。睡眠をしっかり確保できるのは心身の面からも良いことだ。
16日(日)は遠方に出向いた後、瑞浪市民交響楽団の「クリスマス・コンサート」のオケ練。まだまだこれから。
17日(月)から大阪。まずは合唱団 ルークス スペイの指導。W.A.モーツァルトの『レクイエム』を練習中。夏の
「ジョイント・コンサート」で取り上げたG.フォーレのとは真逆の世界。
18日(火)は
かがり音楽アカデミーで仕事した後、
長浜のオペラ『道化師』の立ち稽古に初参加。カニオを演ずる千代崎元昭さんが演出もされますが、それぞれの役のキャラクター作りが巧み。面白い仕掛けもあって、今から本番が楽しみ!
19日(水)からまた名古屋。今年度は後期から始まった
金城学院大学での講義。2年生対象の合唱指導法ではL.v.ベートーヴェンの交響曲第9番『合唱付』、『第九』の合唱部分を教材として、受講している学生は
セントラル愛知交響楽団の「悠久の第九」に出演します。また、3年生の有志が「悠久の第九」に出演したいということで、昼休み中に自主練習しています。2年生も3年生もまだまだ序の口ですが、耳が良いなぁと感心します。音大生ですから、音楽の素養はあるとして、ドイツ語の発音を的確に捉えるんです。これからどうなるか楽しみ。
夜は東海学園交響楽団の『第九』の合唱指導。
22日に猿投の森で演奏するということで、一通り練習。練習期間が少なかったにもかかわらず、しっかりした合唱に仕上がってきています。
20日(木)は「悠久の第九」の合唱指導。男声だけの特別練習。経験者だからこそ音楽的に甘くなる所があります。そして、悠久の第九合唱団の高齢化による衰え。しかし、それを理由に水準を落とすことはできません。定時までみっちりとビシビシとやって、なんとか土台を立て直すことはできたでしょうか。金城学院大学の学生たちを交えた女声陣と張り合えるかが勝負!(笑)
21日(金)は
女声合唱団コール・AIと
混声合唱団 スコラ カントールム ナゴヤの練習日。
コール・AIは本番が1ヶ月後に迫った
「サロン・コンサート」の練習に余念がありません。先週は厳しいことを言いましたが、コール・AIは間違いなく進歩しています。発声技術が向上し、合唱の命とも言えるハーモニーもなかなか上手く作れるようになり、表現の幅も広がりました。本番でこれまでの成果を発揮するには集中力と注意力を高めないといけません。
スコラは12月14日本番の
「ゼルダの伝説30周年記念コンサート」の練習を急ピッチで進めています。全曲音取りが完了。ご依頼が遅かったですが、チケットが完売というお客様のご期待に応えるために、これから音楽を深めていきます。
昨日は
「愛西市文化祭特別音楽会」の練習。企画当初、市民にどれだけの反応があるか心配していましたが、整理券が数日でなくなり、市民の期待の高さが窺えます。
さて、この音楽会では指揮だけでなく、編曲もさせて頂きました。中西圭三さんが作曲された『愛西音頭』は地元の盆踊りでよく演奏されるそうですが、今回は女声の独唱(2人)と女声合唱と四手ピアノに編曲しました。そして、L.v.ベートーヴェンの『第九』の第1楽章から第3楽章までを約10分ほどのダイジェストとして四手ピアノに、第4楽章をアルト独唱、児童合唱、女声合唱、それに子供たちが演奏するハンドベルを交えた編成に良い所取りで編曲しました。『第九』のほうは本当に苦労しました。『第九』のスコアを舐め回すように見返しました。改めて、ベートーヴェンの音楽の凄さに直面しました。それにもめげずに、冒涜とも言える行為で編曲しましたが、果たして実体はいかに!?
午前中は児童とその親御さんたちを、午後は大人の合唱を指導させて頂きました。おたまじゃくし少年少女合唱団のきらびやかなハンドベル、わくわく音楽隊の伸びやかな歌声がすごく印象的でした。大人たちも負けていません。みるみる声が出てきて、女声だけでも(お一人だけ男声がいらっしゃいましたが)迫力ある『歓喜の歌』が出来上がりました。『愛西音頭』の編曲も『第九』の編曲も愛西の方々とマッチして、なかなか良い感じ。
愛西市で『第九』が奏でられるのはこれが初めてのようです。愛西市の音楽文化の総力を結集してお届けするこの音楽会に、この編曲はかなり有効だと思いますよ、わが親愛なるルートヴィヒ(笑)。ご来場下さるお客様のご期待にもお応えできると確信しています!
今日は愛知学院大学管弦楽団の練習。
「第63回的演奏会」まで2週間を切り、いよいよ大詰めです。今日は出席率が悪かったのが残念ですが、A.ドヴォルザークの序曲『謝肉祭』は力のバランス配分を中心に、E.グリーグの『ピアノ協奏曲』は一度通した後、全体を細かく確認してわれわれの演奏を作り上げました。良い所がどんどん増えています。それを実感して、音楽を膨らませていってほしい。
22日(金)に鳥取で大きな地震がありました。名古屋の自宅でちょうどニュースを観ていて、緊急地震速報が流れてしばらくして、ゆらゆらとした横揺れを感じました。遠い地で起きた地震の余波が名古屋まで到達する自然のエネルギーにただただ驚くばかり、今年は4月に熊本で大きな地震が起きて、甚大な被害が出たばかりなので、恐怖もいっそう大きく感じました。被害に遭われた方々のお見舞いを申し上げます。