がんの先端医療の研究を支援するチャリティーコンサート
〜ドイツから聖ヨーゼフ教会合唱団を迎えて〜
2015年10月4日(日) 無事終了
クレオ大阪中央ホール
主催・お問い合わせ
合唱団 ルークス スペイ
080−3843−0298
chorus.lux.spei@gmail.com
第1ステージ〜合唱団 ルークス スペイ
鈴木憲夫 混声合唱組曲「二度とない人生だから」より
指揮:
中村貴志
ピアノ:北口裕子
第2ステージ〜聖ヨーゼフ教会合唱団
G.H.ヘンデル オラトリオ「メサイア」より抜粋
指揮:
シュテファン・モア Stefan Mohr
ソプラノ:乃村八千代
テノール:
松原友
バス:フランツ‐ペーター・フーバー
管弦楽:オーケストラ ルークス スペイ
第3ステージ〜合同
F.シューベルト ミサ曲第2番ト長調 D167
指揮:
シュテファン・モア Stefan Mohr
ソプラノ:乃村八千代
テノール:松原友
バス:フランツ‐ペーター・フーバー
管弦楽:オーケストラ ルークス スペイ
アンコール
G.F.ヘンデル オラトリオ「メサイア」より、ハレルヤ
まず最初に、私の大切な拠点の一つである大阪にわが友人
シュテファン・モアを呼んでコンサートを開きたいという私の個人的な思いつきに賛同し、実現に向けて尽力してくれた合唱団 ルークス スペイの皆に心からの感謝を申し上げます。創立2年少々でこれだけの大事業をやり遂げたルークス スペイはやっぱりすごい!と改めて思いました。
そして、ご来場下さり、暖かく盛大な拍手をお送り下さったお客様に心から御礼申し上げます。
来日したその日にリハーサル、翌日に本番という聖ヨーゼフ教会合唱団一行にとっては大変なスケジュールで、しかも限られた時間の中でパフォーマンスを作り上げなければならないという厳しい条件でしたが、シュテファンの熱い指揮の下、出演者が一丸となり、エネルギーある生き生きとした音楽が奏でられました。特に合同で演奏したシューベルトの『ミサ曲ト長調』は迫力がありました。それでいて、暖かみがあり、安らかさがあり、幅広い表現が実現されました。改めて、シュテファンの優れた音楽性と音楽に対する直向きな思いを強く感じました。シュテファン、素晴らしい音楽をありがとう!
いずれのソリストも好評でした。特に、乃村さんと松原さんの日本勢がシュテファンの気に入ってくれたのが非常にうれしい。
今回のオーケストラ ルークス スペイのメンバーは日本人だけでなく、ハワイやフィリピンからも駆けつけ、国際色豊かでした。音楽を通しての文化交流という目的にぴったりで、演奏会に彩りを添えてくれました。
今回も関西を代表するアナウンサーのお一人、
朝日放送の三代澤康司さんにご来場頂き、彼がパーソナリティーを務められているラジオ番組
「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」から立派なお花を頂戴しました。なんと、三大澤さんには今回賛助会員にもなって頂き、またラジオやfacebook、twitterなどでこの演奏会をご紹介下さいました。本当にありがたい限り! 心から感謝しています。
さて、今回ドイツの合唱団と共演して、ドイツ人(ヨーロッパ人)と日本人の声の質、あるいは響きの質の違いを改めて感じさせられました。体格が違う。身体能力が違う。そのことはわかっているものの、こうやってまざまざと見せつけられると、打ちひしがれそうになります。われわれは、技術を身に付けたら、あの響きを獲得できるのだろうか? しかし、これを追求することが日本人合唱指揮者としての僕の命題でしょう。合唱団 ルークス スペイの団員たちは今回の共演でドイツの合唱の響きを感じ取ってくれたことと思います。あの響きに少しでも近づけるよう、ともに精進していきます!
シュテファンやフランツ‐ペーター、聖ヨーゼフ教会合唱団の皆さんと一緒に過ごした時間は決して長くはありません。しかし、音楽を通じて民族や言葉の壁を越え、一つになれたと実感しました。それが演奏に表れていたと思います。本当に素晴らしい文化交流ができたと自負しています。この演奏会がお互いに忘れられない思い出となるに違いありません。
海外から演奏団体を招いて演奏会を開催するのはすごく大変なこと。苦労や困難が多かったですが、無事に終わって、ホッとしています。シュテファンをはじめ、聖ヨーゼフ教会合唱団の方々が非常に喜んで下さったこと、お客様から暖かく盛大な拍手を頂けたことが何よりのご褒美であり、喜び!
これを糧にして、次に向けて突き進みます!
「合唱団 ルーイクス スペイ 第2回演奏会」寄付金のご報告