全国各地猛暑が続いております。人に会って、あるいは合唱などの練習の前に発する一言目は決まって「熱いですね〜」。8月1日(土)から5日間、僕はずっと大阪滞在でしたが、毎日本当に暑かった! しかし、僕には関西での熱い日々でした。
いちばんのイベントはわがドイツ人の友、
シュテファン・モア(Stefan Mohr)の来阪。僕が大阪で指導している合唱団 ルークス スペイが10月4日(日)に
クレオ大阪中央ホールで「第2回演奏会」を開催しますが、今回はシュテファンと彼の率いる
聖ヨーゼフ教会合唱団を招いて、F.シューベルトの『ミサ曲第2番ト長調』D167を合同で演奏します。それを前にして、彼は夏休みを利用して、指導しに来てくれた次第。
8月3日(月)の朝にシュテファンは成田空港に到着。13時過ぎに新大阪駅で僕は彼を出迎えました。ちょうど2年ぶりの再会。ホテルで少し休息を取ってもらった後、18時30分からルークス スペイとの練習を開始。初対面ということで合唱団員は最初硬かったですが、シュテファンの熱く、楽しい指導でどんどん良くなりました。
ありがたいことに「第2回演奏会」ソロを務めて下さるソプラノの乃村八千代さんとテノールの松原友さんも駆けつけて下さいました。シュテファンは二人のことを大変素晴らしいとしきりに言っていました。もちろんです。僕が最も信頼する声楽家ですから!
シュテファンの練習に接し、改めて彼の素晴らしさを実感しました。単に図形がきれいという指揮ではありません。全身から音楽があふれている指揮。そして、音楽への愛と集中力と探究心。ルークス スペイの皆も大きな刺激を受けたのではないでしょうか。
練習後はソリストたちも交えて、シュテファンの歓迎会。ルークス スペイの飲み会が盛り上がらないわけがない(笑)。歌うことはありませんでしたが、飲んで、食べて、語ってと大いに盛り上がりました。シュテファンは「なんと陽気な合唱団なんだ!」と何度も言い、心から楽しんでくれました。音楽の面でも交流の面でも素晴らしい一夜になりました。
本番まであと2ヶ月。「第2回演奏会」を成功させるために突き進みましょう!
シュテファンとは別の日に共通の友人、ピアニストの織田寛子さんと夕食を共にしました。織田さんとは大学時代から交流があり、僕の卒業試験と卒業演奏会で伴奏して頂きましたし、僕がその頃からずっと関わっている
混声合唱団 スコラ カントールム ナゴヤの初代ピアニストでもあります。
お店は僕がしばしば訪れる
ときすし はなれ。本当に安くて美味い鮨屋です。二人も美味しいと喜んでくれました。
3人で色々と語ることができました。3人ともこの2年で色々ありました(笑)。それでも、好きな音楽ができて、美味しい物が食べられて、お酒が飲めて、幸せなことです!
シュテファンを「合唱団 ルークス スペイ第2回演奏会」に招くことができて非常にうれしく思います。今回の練習を経て、本番がいっそう楽しみになりました。今回の演奏会がドイツと日本の懸け橋となり、よりいっそう親交が深まることを願っています。
大阪交響楽団からご依頼を頂き、構成と編曲を担当した新たな楽器紹介メドレー『でかけよう、オーケストラといっしょにピクニックへ』が無事に初演されました。本番前日の練習で再調整し、本番ではよい形になったと思います。その模様は後日記事にします。
このコンサートの午後の部に名古屋から妻と娘が来てくれました。久しぶりに関西の仕事が続き、家族とは5日ぶりの再会。娘には忘れ去られず、満面の笑顔で僕を迎えてくれました(笑)。
娘にとっては初来阪で初めて新幹線に乗りました。そして、初めてクラシック音楽専用ホールの客席で音楽鑑賞となりました。1歳3ヶ月にして
ザ・シンフォニーホールで音楽鑑賞なんて!
しかし、元気いっぱいの活発な娘がじっとしているはずがない。開演前からロビーを歩き回り、開演前に着席させるのに苦労しました。そして、椅子に座って聴いていたのは2曲目の僕のメドレーまで。その後は客席を歩き回り、ロビーに出て、歩き回り、また客席に入って、歩き回り、アンコールが終わって母親の所に戻りました。今回は0歳児から入場できるコンサートだったので、泣いても、騒いでもOKだったので良かった。もうお父さんはクタクタ…。
でも、家族と一緒にザ・シンフォニーホールという素晴らしい空間で僕の曲を聴けたというのは非常に良い思い出です。お父さんのカーテンコールもありましたし(笑)。
2013年に京都府城陽市で確固たる文化事業を展開している
文化パルク城陽の2年に1度の大事業
「城陽第九フェスティバル」の第7回の合唱指揮をさせて頂きました。本番では素晴らしい『歓喜の歌』を繰り広げ、今でも僕の思い出に残っています。
その2年後に当たる今年、
「第8回城陽第九フェスティバル」が12月20日(日)に開催され、今回も合唱指揮をさせて頂くことになりました。
今日はその発会式が行われました。待ちに待った練習開始! 懐かしい方々との再会をうれしく思います。そして、再び城陽の地で僕の最も大切な作品『第九』の合唱指揮をさせて頂けることを幸せに思います。
さて、今回はどんな『歓喜の歌』を聴かせてくれるでしょうか? 楽しみにしています!