24日未明、
自作のミュージカル『櫻堂ものがたり』の『序曲』が完成しました。23日が朝から晩まで『第九』の練習、しかも愛知と大阪を往復するという大変なスケジュールでしたが、徹夜して仕上げることができました。6月の半ばから作曲を開始してから完成までにここまで時間がかかってしまいました(苦笑)。
全楽曲出来上がったので、そのサンプル音源を通して聴いてみました。かなり良いです(自画自賛)。
これで『櫻堂ものがたり』の作曲は終わり! ではなく、台詞の際のBGMの作曲が残っています。これは11月に入って演出側から頼まれました。BGMは、生演奏ではなく、コンピュータの打ち込みにします。そのほうがメリハリがつくでしょうし、台詞の伸縮にも対応できます。12月中に仕上げたいと思います。
編曲はCoCoRoniのものが数数、オーケストレイションが1曲。
25日(火)は
CoCoRoniの「ドームやきものワールド」でのステージに立ち会い、26日(水)は
金城学院大学、27日(木)は
セントラル愛知交響楽団の
「悠久の第九」の合唱練習と続きました。
そして、今週末も慌ただしく動き回りました。
28日(金)は
女声合唱団コール・AIと
混声合唱団スコラ カントールム ナゴヤの指導。
コール・AIは松下耕さんの女声合唱曲集『そのひとがうたうとき』を練習しています。練習の度に良くなっています。指揮をしていて、感動することもしばしば。僕個人としては松下さんの作品を指揮できるのもうれしいことのひとつ。
スコラはG.ロッシーニの『小荘厳ミサ曲』を練習中。いやはや、これはすごい作品である! 旋律、構成、展開、フーガの技法、どれをとっても見事! この作品に取り組めることができて、非常にうれしい。しかも、スコラがこの作品の素晴らしさを表現できつつあり、うれしさは増しています。
金曜日は密度の濃い合唱団を2つも指導するので、クタクタになりますが、充実しています!
昨日は10時から15時まで
豊田市コンサートホールで開催される「
コンサートホール・フェスティバル」の『第九』の合唱練習がありました。なんと本番会場でやらせて頂きました! 大変幸せなことです。あぁ、なんと素晴らしい響き!

正味8時間の練習で全部やるという無謀とも言えることに挑戦し、やり切りました(笑)。なんとかいけるという手応えがあります。12月20日のオケ合わせまでに皆がどれだけ突き詰めてくれるか。失敗しても構わない。皆が限界を超えて頑張った姿を見せることこそ今回の大きな意義です。僕も完全燃焼します!
練習後は豊田市コンサートホールを飛び出し、一路大阪へ。河内長野ラブリーホール合唱団の練習に飛び込みました。G.ヴェルディの歌劇『椿姫』の第1幕は暗譜が進んでかなり良い出来。第2幕はもう一歩。R.ワーグナーの『ローエングリン』の『婚礼の合唱』もなかなか良かった。暖かなハーモニーが印象的でした。ドイツ語の子音を発音するタイミングを気をつけると、さらにグレードアップします。
1ヶ月後に初めての本番指揮者による練習を迎えます。それまでにもう一通り練習するつもり。
今日も朝から仕事。
午前中は大阪府堺市で
大阪交響楽団の
名曲コンサート『ヘンゼルとグレーテル』の児童合唱の指導。今日が最後の練習でした。良い具合に仕上がりました。終幕は感動します。本番通りにできる時間は少ないですが、この子たちなら大丈夫。素晴らしい歌声が会場中に響き渡ります!
『ヘングレ』の練習を終えた後は岐阜県瑞浪市へ。途中人身事故で新幹線に間に合わないかと思われましたが、ギリギリで乗れました。
瑞浪では
「みずなみニューイヤーコンサート2015」のオーケストラ練習でした。15時から19時30分まで全曲みっちりやりました。瑞浪市民交響楽団はこの4年間で本当に上手くなりました。この段階でかなり洗練された演奏を繰り広げています。
今回の「みずなみニューイヤーコンサート」が瑞浪市政60周年の記念事業ということで瑞浪市民交響楽団の皆さんは特に力を入れています。僕の作品に対して真摯に向き合って下さっていることに作曲者としてこの上ない喜びを感じます。指揮している時に何度泣きそうになったことか! 是非多くの方にご覧頂きたい! 皆様のご来場をお待ちしています!
明日から12月。2014年も終わりに近づきました。今年は例年以上に濃い一年でした。僕の2014年を振り返るのは大晦日にするとして、怒涛のスケジュールの後半を突っ切ります!