東京滞在中、オケ合わせと本番の間に1日空いたので(本当は尼崎で練習が入っていましたが、往復するのも大変ですし、経済的でないので、休ませてもらいました)、東京観光をすることに。30日(土)に引き続いて完全OFFになるのはかなり珍しいこと。滅多にあることではないので、おのぼりさん観光を楽しませてもらいました(笑)。
嵐のような荒天になるという予報でしたが、朝目が覚めると、雲は出ているものの、時折太陽が顔を覗かせて、まずまずの天気。
前回の東京観光で雨天のため行かなかった
東京スカイツリーへ直行。
午前9時だからか、あるいは荒天を避けたからか、そんなに待つことなく、押しあいへしあいということもなく、また強風のために運休ということもなく、スカイツリーに上ることができました。雲が多かったので、富士山は見えませんでしたが、展望デッキから見える景色は圧巻。
スカイツリーが建つ前まで電波塔の役割を果たしていた
東京タワーも見えます(わかりますでしょうか?)。
スカイツリーのましたを覗ける所もあります。足がすくみます。
展望デッキから高みの見物をした後は、スカイツリーに併設された
東京ソラマチをブラブラ。どの店もここぞ!とばかりにスカイツリーで商売をしています(笑)。でも、良いことです。やはり商売上手でなければならんと思います(笑)。
東京ソラマチ内にある蕎麦の老舗、
小松庵で昼食。一度東京の老舗蕎麦屋さんで蕎麦を食したかった。日本酒に蕎麦味噌、そしてせいろ蕎麦。堪能。
午後からは美術館巡り。まずは上野公園内にある
国立西洋美術館の「ラファエロ展」へ。建物は20世紀を代表するフランス人建築家ル・コルビュジエによるもの。歴史的建造物として、「公共建築百選」に選ばれ、国の重要文化財にも認定されています。
ラファエロ・サンツィオはイタリア・ルネサンスを代表する画家のひとりで、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並んでルネサンスの三大巨匠と称されます。それゆえ、作品保護のために持ち出されることは稀だそうです。この展覧会は非常に貴重なものと言えるでしょう。
500年の時を経ても色あせない色彩、そして見事な調和。ラファエロ最大の特長は優美さではないでしょうか。どの絵にも雅、優しさ、美しさが感じられます。
続いては
東京国立近代美術館で開催されている「フランシス・ベーコン展」へ。ベーコンはアイルランドが生んだ、ピカソと並ぶ20世紀を代表する画家。アジアでは没後初となる「ベーコン展」。歪み、叫び。彼の作品からは狂気にちかいものが発せられ、観る者に迫ってきました。
夜は日本で最初のルーマニア料理店
DARIEダリエへ。2011年のセルビア演奏旅行で大変お世話になった作曲家で指揮者の
アレクサンダー・ヴイッチさんご夫妻が初来日し、その送別会に参加させて頂きました。久しぶりの再会を果たし、お互い大いに喜びました。
また、2度のセルビア演奏旅行で何から何までお世話になりました角崎利夫前在セルビア共和国日本国大使とも久しぶりに再会できました。長い駐在生活を終えられて、今年2月に帰国。現在は査察担当の全権特命大使を務められています。元気なお姿を拝見でき、うれしかったです。
その他、セルビア旅行の際にお会いした方々も交えて美味しいブルガリアのワイン、ブルガリア料理に舌鼓を打ち、しゃべり、楽しいひとときでした。
最前列左から角崎大使、ヴイッチ夫人、ヴイッチ氏、角崎大使夫人。ヴイッチ夫妻の間が僕。
昨夜は
「福原美穂スペシャル・シンフォニック・コンサート」本番の後、
初日に弟子(?)と行って大層気に入ったお店にまたいって、新鮮な魚と日本酒を堪能して、名古屋の住処に帰宅。公私ともに有意義な東京滞在となりました。
今週から大学が始まります。また、
14日(日)にはフォーレの『レクイエム』を指揮します。しっかり気を引き締めて、頑張ります!