日の出と同時ぐらいに大阪の住み処を出る。顔を見せ始めた太陽がまぶしい。良い天気。天気予報は雪が降るとなっていたけれど、その気配はまるで感じられない。でも、足元を見ると、水溜まりが凍ってる。いつもより寒いんだ。
近鉄特急に乗る。早朝に車両事故があったとかで到着が遅れるとのこと。仕方がない。人間が作った物はいつか壊れる。当たり前のことに腹を立てるのは馬鹿らしい。
今日はとても寒いから、奈良県あるいは三重県の山間部は雪が降っていると思ったけど、全然降ってなかった。なんだ、大雪の予報ははずれか。
しかし、四日市に近づくと、外の景色は一変、雪景色となった。吹雪の様相である。

名古屋に1時間遅れで到着。名古屋もすごい雪。名古屋の住み処の前は雪が降ってから誰も通ってないとみえ、真っさらな雪が積もっている。こういうのを踏みしめるのは気持ち良いものだ。

名古屋は大雪に見舞われましたが、混声合唱団スコラ カントールム ナゴヤ(SCN)の1週間後に迫ったホームコンサートのための特別練習は予定通り行いました。大変な天気にかかわらず、出席予定だった人が全員出席。さすが真面目なSCNだ(笑)。今日は大きい会場で本番さながらの練習、一通り通しました。良い。かなり良い。皆の気合いをひしひしと感じます。本番までちょうど1週間。今までの努力の成果を発揮できるか、体調を維持できるかが勝負です。
それにしても、すごい雪で、外は吹雪。

そんな中、僕がヴォイストレーナーを努めている名古屋大学グリーンハーモニーの「第44回定期演奏会」が開催されました。大雪にもかかわらず、たくさんの方々にお越し頂きました。僕は3年ぶりにグリーンハーモニーの定演を聴きました。
第1ステージと第2ステージは学生指揮による日本の作品。清々しく、さわやかな演奏。学生の合唱という感じ。特に第2ステージの千原英喜の作品が良かった。歌詞の発音も良かったし、千原らしいハーモニーの色彩感もよく出ていました。正指揮者よ、よくやりました!
最後のステージは、羽根功二さんを客演指揮者に迎えて、クアンタナというアルゼンチン生まれで現在アメリカで活躍している作曲家の『二つの世界からのミサ』。「二つの世界」とはおそらく伝統的なクラシック音楽と新時代の(ポップス的な)音楽、カトリックの先進国であるヨーロッパと後進国である(南)アメリカと思います。それらが面白い具合に融合され、興味深く聴き入りました。
3年ぶりのグリーンハーモニーの定期演奏会を聴いて、上手くなったと感じました。僕がヴォイストレーナーとしてやってきたことが形になってきました。それは学生たちの頑張りもあります。学生合唱団ですので入れかわりはありますが、成長している姿を見ることができて良かった!
定演後はグリーンハーモニーのOVたちと飲み会。全員僕が教えた子、いや、人たち。同窓会気分。僕は同窓会に呼ばれた先生のような心境でした。楽しかった!
続いては現役生たちの二次会に合流。グリーンハーモニーの二次会は旅館に泊まり込んで宴会場を借り切ってというのが伝統。先日の新年会は以外にも真面目な話に終始しましたが、今日は恋ばなが炸裂。女子学生のひとりが「中村先生って、そんな人だったんですね」と言われる始末。僕、こんな人です(笑)。深夜まで話し込みました。
さて、来年度から僕は新たな形でグリーンハーモニーと関わります。楽しみにしています!