はっきりしない天気が続いている今日この頃。梅雨が明けないまま、7月最後の日を迎えました。移動の多い者にとって雨は天敵。早く梅雨が明けてほしいものです。
金曜日の夜は
"混声合唱団スコラ カントールム ナゴヤ"の定期練習。現在はG.F.ヘンデルのオラトリオ『マカベアのユダ』から『見よ、勇者は帰る』とイギリス国教会の礼拝音楽であるアンセム『鹿が谷川を慕いあえぐがごとく』を練習しています。10月25日の
「第6回定期演奏会」では、ヘンデル没後250年を記念して、以上の作品に加えてオラトリオ『メサイア』から『ハレルヤ』も取り上げます。オラトリオは世俗作品であり、アンセムは宗教作品でありますが、この両方をやることによってヘンデルの真髄をうかがい知ることができます。世俗作品では、オペラも含めて、劇的要素を全面に出し、聴衆(観衆)に受ける音楽を目指しました。また、自らの名声を勝ち得るために世間に迎合している要素もなくもありません。これは外に向かっていくエネルギーが大変強い一方、アンセムでは、信仰心を探るべく、エネルギが内面に向かっています。相反する方向性の作品を並べることによって、10月25日にヘンデルの魅力をご来場下さった皆様にお届けしたいと思っています。