2009年4月29日(水・祝)無事終了
堺市民会館大ホール
主催 (財)堺市文化振興財団072−252−3993
指揮:現田茂夫
ソプラノ:並河寿美
アルト:田中友輝子
テノール:竹内直紀
バリトン:田中勉
管弦楽:
大阪シンフォニカー交響楽団
合唱:はばたけ堺!市民第九合唱団
合唱指揮:中村貴志
L.v.ベートーヴェン 『エグモント』序曲 作品84
L.v.ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調『合唱付』 作品125
2006年4月1日に
堺市が政令指定都市に移行したのを記念した式典で、公募で選ばれた市民合唱団と堺に本拠を置く大阪シンフォニカー交響楽団によってベートーヴェンの『第九』が演奏されたのがきっかけで始まった「堺第九」。今回で4回目でした。
この度、この僕が合唱指揮を担当させて頂きました。堺には僕の母方の実家があります。わが故郷であり、僕のルーツ。堺でいつか大きな仕事をしたいと思っておりましたが、「堺第九」に合唱指揮者として関わらせて頂くという最高の形でその機会を頂きました。『第九』は僕を音楽に目覚めさせた作品。いわば、僕の音楽の原点。僕のルーツの場所で僕の原点である作品に関わることができるというのは大きな喜びで、いつも以上に意気込んでおりました。指導にいっそう力が入りました。
1月・2月の『第九』初心者練習、3月からの『第九』経験者を交えての練習を通じて、"はばたけ堺!市民第九合唱団"の素晴らしさがひしひしと伝わってきました。また、大阪シンフォニカー交響楽団の「感動の第九」で歌って下さった方が何人もいらっしゃったことに感激。皆様のお陰で、楽しくも充実した練習を重ねて本番に臨めたことを合唱指揮者としてうれしく思いました。
現田茂夫さんの指揮の下、会場の音響の悪さをもろともせず、オーケストラも合唱も充実した音で会場を満たしました。。現田さんとは初めてご一緒致しましたが、非常に楽しくも、的確で丁寧で大変内容の濃い指導に僕は魅了されました。前評判通りのマエストロでした。マエストロ現田さんはオーケストラからも合唱からもそれぞれの持ち味を引き出し、そしてオーケストラも合唱も持てる力を十分に発揮して、素晴らしい音楽を披露してくれました。丁寧でありながら、生き生きした音楽に僕は客席で引き込まれました。聴衆皆、同じだったでしょう。『第九』が終わった後に沸き起こった大拍手がそれを示しています。またしても、感動的で素晴らしい瞬間に立ち会えたことは大きな大きな幸せ!
「出会い」の大切さを本当に実感した機会でした。「出会い」に心から感謝した機会でした。
2003年9月の「大阪シンフォニカー交響楽団いずみホール定期演奏会」で大阪シンフォニカー交響楽団が僕をソリストに選んで下さらなければ、大阪シンフォニカーとは縁ができなかったわけですし、僕の関西での活動も展開されなかったことでしょう。ことある毎に大阪シンフォニカーとご一緒し、合唱指揮者としてこの僕を「堺第九」に推薦して下さったことを心から感謝しています。僕の「音楽家としての命」の恩人です。
今回またしても素晴らしい「第九合唱団」に出会えたことに感謝感謝です。丁寧な歌い方が印象的。皆様との練習は幸せな時間でした。そして、素晴らしい『第九』で僕の故郷で錦を飾って下さったことに心から感謝致しております。また、終演後のレセプションで感謝状と皆様のメッセージが書き込まれた色紙を頂戴し、感激しました。僕の宝物がひとつ増えました。心から御礼申し上げます。"はばたけ堺!市民第九合唱団"と出会えて本当に良かった!
最後にこのコンサートを主催し、支えて下さった(財)堺市文化振興財団の皆様、練習会場であり、本番会場でもあった堺市民会館のスタッフの皆様に感謝申し上げます。皆様のお陰で気持ち良く仕事ができました。本当にありがとうございました。
「堺第九」に関わることができて、大変幸せでした。また来年皆様とお会いできることを心から願っています!
マエストロ現田茂夫さんとレセプション後に。非常にファッショナブルで格好良い。練習は非常に楽しくて、音楽的に非常に深かった。勉強になりました。
終演後のレセプションで合唱団の皆様から頂いた感謝状とメッセージが書き込まれた色紙。僕の大切な宝物! 実は色紙の裏にも感謝状の裏にもメッセージが書き込まれている。合唱の皆様のあふれんばかりの気持ちがうれしい!