昨夜は女声合唱団"花・サフラン"の忘年会で大いに盛り上がりましたが、今朝はきっちり起きて勉強。今日は12月28日の「Vox MEA演奏会」で指揮する曲の読み込みと、1月17日に演じるW.A.モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』のハジーリオ役とドン・クルツィオ役の下準備。1月25日はJ.S.バッハのカンタータ第147番(合唱の部分も)、2月15日はオルフのカンタータ『カルミナ・ブラーナ』を歌い、4月18日に指揮するコンサートの練習が2月から始まります。やらなければならないことがいっぱいだーっ!
午後からお一方をレッスン。レッスン後、現在の不況の話になりました。アメリカの株価が大暴落した時、大変な状況になるだろうと思いました。倒産、大幅なリストラ、就職内定の取り消し。先の見えない大不況(大恐慌)。しかし、こういう時こそチャンス。新しい経済の形を作る時ではないでしょうか。大消費型の経済、アメリカ的な実態なき市場経済からの脱却。
文化は不況の影響をもろに受ける最たるもの。最初に削減されるのは文化に使われるお金です。スポンサーが下りる、公的な助成金がなくなる。もはや僕の周りでもその影響が出てきています。しかし、それはいつの時代でも、どこでも同じこと。クラシック音楽で言えば、本場であるヨーロッパも不況となれば、音楽への予算が削減されたり、劇場が閉鎖されり、音楽団体が解散されたりするのです。しかし、それでも音楽は継続され、残っています。良いものはどんな状況でも必要とされ、残り、そして伝統あるいは古典となるのです。今は真の音楽を生み出すための試練の時。踏ん張り時です。
夜は昨日に引き続きミナミへ。戎橋筋(有名なグリコの看板が見える筋)はすごい人ですが、一筋、二筋入ると、人通りは少なく、以外と静かなんですね。

今夜はメキシコ料理を堪能。マスターとシェフによるメキシコの歌のギター弾き語りもあり。これがすごく良かった!張りのある美声で、心身にビンビン響きました。言葉の意味はわからないけど、何かが伝わる。歌の心を伝えようという気持ちが芯にしっかりある。楽しもうというのじゃなく、伝えたいという気持ちが大事。それは上手い下手という次元じゃないんですね。今夜は音楽の原点を見せてもらいました。