2008年1月20日(日)
しらかわホール
団歌「森にわかるる歌」
指揮:西河秀人
T Giovanni Pierluigi da Palestrina宗教作品
指揮:西河秀人
U 混声合唱とギターのための組曲「クレーの絵本第1集」
指揮:西河秀人 客演ギター:大矢修三
V 混声合唱のための「地球へのバラード」
客演指揮:羽根功二
アンコール 「五つの願い」より、若さのイメージ
客演指揮:羽根功二
僕がヴォイストレーナーを務めている大学生の合唱団"名古屋大学グリーンハーモニー"の定期演奏会を聴きに行ってきました。
この団のヴォイストレーナーを務めて8年が経とうとしています。結構長くやっていますね。しかし、第38回からは、スケジュールの都合で聴くことができずにいました。グリーンの定期演奏会を聴くのは4年ぶりでした。
今年度の団員数は若干少なく、音楽面でも団の運営面でも大変だったことでしょう。色々な困難があった模様です。しかし、それを乗り越えて、この日は精一杯音楽していました。
団歌に始まり、第1ステージ、第2ステージでは学生の西河くんが指揮を務めました。パレストリーナと三善晃の作品は合唱曲の王道ともいうべき存在ですが、とても難しい。西河くん、よくまとめたね。未熟な部分はあるけれど、現段階での持てる力を発揮できたのではないかな。「これこそ私たち、グリーンハーモニーの演奏だ」という気持ちが十分伝わってきました。
第2ステージの『クレーの絵本』ではわが同士、大矢修三さんがギターを務めてくれました。合唱とギターというバランスのとりにくい編成で、苦労されたことと思います。でも、本番では合唱団をうまくサポートして下さいました。
最後のステージは、中部地区を代表する合唱指揮者のおひとり、羽根功二先生を客演指揮に迎えて、三善晃の代表作のひとつ『地球へのバラード』でした。さすが羽根先生。音楽作り、声の音色作りが巧み。"グリーンハーモニー"も羽根先生の下で得た体験を今後に生かしてほしいものです。
ヴォイストレーナーとして感じた課題もあります。限られた時間の中でその課題をどう克服していくかがさらなる飛躍の鍵でしょう。うまく連携してやっていけたらと思っています。