10月8日に出演させて頂いた、宗次ホールのランチタイムコンサート以後、ブロクには「ベートーヴェンに寄せて」しか投稿していませんでしたが、ベートーヴェンにだけドップリと浸っていたわけではありませんよ。ここ3週間の中村貴志の近況を報告します。
まず、歌手としての次の仕事、11月6日(火)本番の『フィガロの結婚』から。立ち稽古が進んでおり、毎回楽しんでいます。このオペラはいくつかの人間模様が絡み合うドタバタ劇。僕の演ずるバジーリオという役は、要所要所でチャチャを入れる三枚目。本番の会場がホテルのチャペルということで色々な制限が出てきますが、かえってそういうほうがアイデアの見せ所で、いっそう燃えるというもの。楽しい舞台にします。
合唱指揮者としての近況。
“スコラ カントールム ナゴヤ”は12月16日の第5回定期演奏会に向けて奮闘中。曲が体に染み付いて、うまく歌える所が多くなった。これからの練習がいっそう大事になってきますね。練り上げて、「これぞスコラ!」という演奏をしたい。
“Vox MEA”は11月11日の明治村でのコンサートに向けてラスト・スパート。良い演奏をしてくれるに違いない。ひとつひとつの積み重ねを今後につなげたいな。
“名古屋大学グリーンハーモニー”が、来年1月20日の定期演奏会で取り上げる曲を初めてギターを交えて練習するということで、それに立ち合ってきました。初合わせということで、まだまだ全然ですが、正指揮者が一生懸命なので、良くなるでしょう。
“かがり女性コーラス”は初めての3部合唱、初めての外国語の作品に取り組んでいます。苦戦しつつも、着実に進歩しています。12月9日のクリスマス・コンサートでその成果が出たらいいなぁと思っています。
今年の4月以来指導させて頂いている“コール・アミューズ”は、この団の欠点を克服するべく、練習を重ねてきました。その成果が最近出つつあります。11月11日に門真市文化祭に出演します。楽しみ!
今年の7月1日に素晴らしい演奏会を開催した“箕面シティオペラ合唱団”。その後は新たな組織として再出発。まだ名前はないですが、新たな団員を迎え、来年1月26日の新春コンサートに出演します。箕面で存在感ある合唱団にしたいですね。
今年は、ありがたいことに、多くの第九に関わらせてもらってます。
セントラル愛知交響楽団の「悠久の第九」は僕が合唱指揮をさせて頂いて今回で3回目。本番の指揮者、小松長生さんとも3回目。マエストロ小松さんの音楽は毎年確実にレベル・アップしています。それに見合うだけの合唱を作り上げたい。
大阪シンフォニカー交響楽団の「感動の第九」も僕ひとりが合唱指揮の任を担っています。11月1日から合唱練習が始まります。大阪シンフォニカー交響楽団は関西で僕がお世話になっているオーケストラ。その恩に報いるつもりで、尽力致します。
合唱指揮者の一員として関わらせて頂いた第九もくつか。
大阪の「西成第九」は、土地柄か、エネルギーがすごい!
毎年恒例の「一万人の第九」に参加するために第九を練習していらっしゃる大阪日赤合唱は、少人数ながら、しっかり歌えて、なおかつ声がきれい。
第九初心者が参加されている、神戸の「うはら第九」。初心者とは思えないほどの歌唱。感心するのみ。
ちなみに「西成第九」と「うはら第九」の演奏会にはテノールのソリストとして出演させて頂きます。
編曲のために徹夜する日も幾日か。
さぁ、音楽のシーズン到来!
中村貴志フル稼働です!