2007年7月29日(日) 無事終了
かがりホール
合唱 かがり女性コーラス
指揮・独唱 中村貴志
ピアノ 檜垣ユミ
合唱
源田俊一郎 女声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」
木下牧子 女声・同声合唱による10のメルヘン「愛する歌より、
ロマンチストの豚
さびしいカシの木
きんいろの太陽がもえる朝に
寺島尚彦 さとうきび畑
Begin 涙そうそう
喜納昌吉 花〜すべての人の心に花を〜
中山真理 Smile Again
独唱
木下牧子 へびとりのうた
中田喜直 夏の思い出
團伊玖磨 ひぐらし
渡邉なつ実 夏のうた
井上陽水 少年時代
アンコール
中田喜直 夏の思い出(会場のお客様と一緒に)
音楽家の喜びのひとつは素晴らしい空間で演奏できるということです。大阪の富田林にある
かがりホールは、音響も雰囲気も、とても素晴らしい空間です。特に室内楽には打って付けです。ここで演奏できることはとても大きな喜びです。
しかし、実はここ、楠徳寺というお寺の本堂なのです。
かがりホール正面(=楠徳寺本堂)
かがりホールの内部(ステージに向かって)
かがりホール内部(ステージからの眺め)
とても美しいホールでしょう。昼間は天窓から日の光が注ぎ込み、空間が自然の光で満たされます。
さて、僕がこのかがりホールで結成された「かがり女性コーラス」の指導をさせて頂いて、この7月でちょうど2年経ちました。基本的に月2回の練習ですが、毎回の練習が楽しくて、ここの指導に伺うのが僕の楽しみのひとつになっています。今までにかがりクリスマスコンサートに2回出演していますが、是非とも素晴らしき仲間たちと単独のコンサートを持ちたい、また僕たちの2年間の成果を発表したいと思い、この日を迎えたのでした。
曲目は幅広く、合唱曲、独唱曲とも、「日本のうた」の原点とも言うべき唱歌から現在活躍中の作曲家の作品、ポップスで構成。時代、ジャンルを超えて良いものは良いというコンセプトです。
合唱団は、最初こそ硬かったものの、だんだんノッてきて、僕たちの2年間の成果、「かがり女性コーラス」の持ち味が発揮できたのではないでしょうか。声が若く、変な癖がなくて良いという批評を頂きました。これは僕にとってうれしい言葉です。平均年齢が若いので、声が若いのは当たり前でしょう。「かがり女性コーラス」の団員数は10名ですが、半数以上の方が合唱経験がありませんでした。だからこそ、逆に変な癖がなく、僕の目指す「自然で無理のない声」を実現できたのです。
もちろん課題がない訳ではありません。これからまた少しずつ積み重ねて、より良い合唱を目指していきますよ。
一応、おまけ程度に僕も歌いました。やっぱり木下牧子さんの「へびとりのうた」は面白くて、良いなぁ。やっぱりオチが面白い。ブラックユーモアにあふれている。え、オチが知りたいって?では、お教え致しましょう。へびとりとへびが対立している。へびとりはへびのことを怒っているが、へびにはその理由が全くわからない。へびとりは口を開く。「おまえはわたしのカナリヤをのんだ。おまえはわたしのネコものんだ。おまえはわたしの馬ものんだ。おまえはわたしの家内ものんだ。ここまでは許せる。しかしおまえはわたしの大切な
ブランデイものんだ。これだけは許せない」。酒好きの僕になんとなくピッタリで、好きな曲のひとつです。
その他、夏のうたを4曲歌いました。渡邉なつ実さんの曲の評判も良かったし、「少年時代」は今までで一番上手く歌えたと思います。
アンコールはお越し下さったお客様と一緒に「夏の思い出」を歌いました。下はアンコールを指揮している時の写真です。
Photo by コール・アミューズの名物団員で宴会担当のIさん
(この演奏会にわざわざ門真からコール・アミューズの団員数名が来て下さいま
した。ありがとうございました!)
楽しい演奏会でした。次は第3回かがりクリスマスコンサート。楽しみです!
終演後の記念写真