
アジアオープン大会、シニア2黒帯ミドル級に出場してきました。
結果から言うと、緒戦で「福住柔術」代表の福住選手に敗退。
国際武道大学柔道部出身で、日本人柔術競技者としては早い時期に長期のブラジル修行を敢行、いくつものタイトルを獲得した「先達」でもあります。
序盤の立ち攻防、相四つで両袖をしぼられた状態で福住選手得意の袖釣り込み腰がよぎったところ、引き込まれてクローズドガードに入ってしまいました。
5分の試合ということで、早めにクローズドを外したかったので、強引にリフトしました。
が、咄嗟に着地した福住選手に小内刈りをもらってしまい2ポイントを献上。
そこでディープハーフガードを作りましたが、反対側に回られリバースハーフガードに。
さらに「武大式脚抜き」でパスガード3ポイントを追加されました。
終盤にバックコントロールで4ポイントを返したものの、終了。
4-5での敗戦でした。
それでも一応、銅メダル獲得・・
同階級にエントリーしていた‘レジェンド’ホドリゴ・メディロス選手と対戦することは出来ませんでした。
決勝ではメディロス選手が福住選手からパスガードのポイントを取り、優勝を果たしました。
面目ない限りでしたが、自分の何が落ちたのか、補修しうるところはどこか、今の自分が構築せねばならぬスタイルは何かといった発見があり、試合に出場することの収穫を実感しました。
この歳になっても発見があり、進歩の余地があり、向上心を持ちうる。
これぞ柔術!
そして、これこそがリアル「嘉納治五郎イズム」の現出なのではないか・・とも感じました。

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