
埼玉県立武道館にて行われたサンボ・プーチン杯に行ってまいりました。
応援したのは「吉祥寺サンボ・チーム安藤」の選手たち。
自分は大樹のセコンドのみでしたが、やはり安藤先生は東海大学の各選手のセコンドに忙しそうでした。
57キロ級では嶋田選手が三位入賞!
そして74キロ級、お馴染み東海大学の「サンボゴリラ」とも言うべき江藤選手の闘いぶりが注目でした。
吉祥寺サンボ、あるいは時には柔術クラスでも、さすが柔道全中王者といった高い能力を見せつけてきました江藤選手、なんと緒戦の相手は大樹。
練習では散々鍛えてもらっていた江藤選手に対し大樹も集中力を見せて頑張りましたが地力の差は否めず、投げられたあとに膝十字で一本負け。
自分が観戦できたのは準決勝まででしたが江藤選手はさすがの実力で危なげなく決勝進出、決勝ではこれもお馴染み東海大学の原口選手に一本勝ちを収めたとのことです。
ぜひ、ユニバーシアード本戦でもその強さを発揮してもらえるよう、今後も吉祥寺での練習が楽しみになってきました。
その他の階級でも「吉祥寺サンボ」勢はその強さを発揮していましたが、68キロ級で佐藤選手が敗れるなど、意外と思えるほど苦戦した部分も見られました。
その事実に象徴されるように今回のプーチン杯、正直言ってこれまでのサンボ国内大会では屈指のハイレベルであったと思います。
ご存知の通り柔道のルール変更がなされた昨今、サンボの魅力がより浮き彫りにされるという、ある意味では好機到来かと感じます。
これは、ブラジリアン柔術に関しても然り。
が、出来れば「自他共栄」の実現に期待したいところです。
最後に、今大会で個人的に感激したのがサンボに興味をお持ちの東海大学・上水監督、そして全日本柔道男子・井上監督にご挨拶させていただいたこと。
安藤先生に招いていただいたご縁に感謝です。
弱小校においてこそポイントゲッターであったものの、上位校に対しては常にコンプレックスに近いものを抱き、違う道のり・方法論で対抗せんと様々な他流派・技術を研究してきたり、新興実業団の一期生に応募したりしてきた自分にとって、雲の上の存在との邂逅でした。
紆余曲折を経てブラジリアン柔術の一町道場主となったわけですが、目立つような派手な活動こそ出来ないものの、草莽としてコツコツと地道にやってきたことの一つの結実かと感じます。
宮本武蔵が「五輪書」にて言っている「万里一空」(いかなる場所からでも見上げる空は一つ)という言葉を想起させてくれた、感謝・感激の一日でした。

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