
昨晩はオリンピック柔道最終日、女子78キロ超級杉本選手の決勝をライブ観戦。
実力を考えると、必ずしも出し切ったとは言えない銀メダル獲得であったように思います。
さて、ご存知の通り男子は五輪で初の金メダルゼロ。
多くの方が様々な意見を出している中、自分などに言う資格はないかも知れませんし、各選手は精一杯な稽古・試合をしてきたのでしょうが、やはりかつて山下・斉藤・古賀といった先生たちがみせた究極な精神の部分で及んでいなかったと感じます。
また今こそ、全日本を初制覇したときに決して慢心することなく逆に自らの未熟を感じ「三倍努力」を発想した木村政彦先生の思考にも学ぶべきところです。
稽古に関しては所属大学や実業団等とナショナルチームとの兼ね合いも難しいところでしょうが、通常は所属で追い込み、さらに恐るべき強化合宿で最終的な上乗せを図るというシンプルな構図が徹底されるべきではないでしょうか。
さらには、様々なスタイルへの対応。
かつてはレスリングとの合同合宿が行われていたような発想が必要かもしれません。
かつてソウル五輪で惨敗しながらも、見事再生し続々とスターが現れた歴史がありました。
その再現のため、各選手・関係の方々のご健闘をお祈りしています。

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