動物保護団体【ARCh】staff小梅のブログです。世界を旅する小梅です。

2008/5/16

ケダマ犬 ケダモノ人間 A  

「歩ける!」横にいたペリさんの目が輝いた。

「なんとかなるかも・・・」

しかし、ペリさんが顔を捜そうと(どこが顔かわからない)被毛を触った瞬間、彼女は激痛な悲鳴をあげた。

収容期限がまだ数日残っている、こちらは譲渡を希望できない。

帰宅後代表と深夜のメール合戦。検疫は絶対無理だ。
体力はもうない。排泄もすんなりいかない。
フロントラインも効かない。
特例でセンターから、期限を待たない引取の許可をもらった。

急ぎ、あんなさんが車を飛ばす。

キャリーに入れるのも大変だろう。どうしたって体は痛い。ちょっと動けばそれは激痛となって彼女の体の痛みになる。キャリーの中には外に這い出た蛆虫がウヨウヨしている。

死なないで欲しい。助かって欲しい。もう一度生きなおして欲しい。
あんなさんは泣きながら車を運転してきた。
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今度は私にバトンタッチ。
私は車を飛ばして病院へ向かう。鎮静をかけてもらって丸刈りにしてもうらおう。
  でも・・・
病院へ到着したが、彼女のガリガリの体に麻酔は打てなかった。
麻酔で死んでしまうかも知れないと・・・

代表が急ぎ病院へ駆け付けた。もうこのままカットするしかない。
ハサミも中々入らない毛玉に慎重にカットを進める。ちょっと切るとそこから蛆虫が湧き出てくる。代表はピンセットで蛆虫をひとつづつ取り上げる。私も割り箸で蛆虫をつまみ出す。
塩素を張ったバケツに蛆虫を落としながら、慎重にカットを進めて行く。
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続く・・・
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