■魔少年 ビーティー 全1巻 【荒木飛呂彦著】
またしても荒木作品の紹介。彼の作品で超有名な
「ジョジョの奇妙な冒険」の連載が始まる約3年前(1984年位)に週間ジャンプにて連載(これまたあっさり打ち切られているのだが・・)されていたイニシャルB.T.と言う社会的ダイナマイト、一触即発的、良心罪悪感ゼロ的、猛毒セリフ的、悪魔的、計算頭脳的、今世紀最大的、犯罪少年のエピソード(笑)である。
上記に記した内容が毎週繰り広げられるのだが、中でも手品を使ったトリックや、子供ごころをくすぐるチープなクイズ?が満載でいくつかは真似した覚えがある。コミック3話目の
「イタズラ死体事件」の中でピン球を脇の下に挟んで脈を止めるトリックがあるのだがこれはやったね!ホントに脈が弱くなんだよね!他にも一筆書きや皮膚文字のトリックやら・・コミック読めば解るんだけどね。とにかく面白い作品であります。ちなみに表紙の子供がB.T.なんですがどことなく荒木氏本人やディオ・ブランドーに似てるよね。これについて荒木氏本人は「ハンサムな主人公を描けば皆自分に似てしまう。」とコメントしておりやす。一巻が出てからかなりの年月が経っているが是非とも続編が読みたい作品である。
※ちなみにこのB.T.は当時自分のクラス(小5,6位)では大人気で以前にもご紹介した「下敷き写し」で常にみんなに描かれていたなぁ。まあ、比較的書き易いしね(笑)。

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