今や自動車販売数では、世界ナンバーワンになった中国。上海では、第14回上海国際自動車ショーが開催中。折しも日本は、東日本大震災の影響で、日本の自動車メーカーは、こころもち元気ないような感じですが、それでも日本の各社の展示ブースは賑わっていました。しかし、それ以上に、ベンツ、ワーゲン、BMWなどのヨーロッパ車や、GMなどのアメリカ車も巻き返しを図ろうと力を入れているのが分かります。そして、一番派手に展開しているのが、現代や起亜の韓国勢。まさにビジネスは弱肉強食である。
それにしても、中国の消費意欲の旺盛ぶりには、今更ながら驚きです。ロールスロイスなどの超高級車ブースでは、商談中の中国人が目につきます。しかし、上海に住む一般人は、食料品や衣料品などの物価高が一番大きな関心事、今回の震災の影響もかなりあるようです。
自動車ショーと言えば、車の脇に立つ美人モデルが人気、ここ上海でも一様に高級カメラをもち、あちこちでパチリパチリとやっているカメラ小僧がいっぱい。中国中のファッションモデルが集結ような感じ、背の高い中国美人モデルは何と多かったことか。しかし、カメラは、白人の外人モデルのほうにばかり、向けられている。
中国の景気は一体いつまで続くのか、上海の不動産バブルは完全に弾けていますが、国の下支えでどうにか持っているが、数年先はどうなるやら。政府は対策として、一般消費のウエイトを高めるために、給与所得アップを行っているが、これも両刃の剣である。かなり、むずかしい経済政策を迫られている。
<第14回上海国際自動車ショー入口、龍陽路にある広大な「国際展示場」>

<中国で一番売れているフォルクスワーゲン社のブース>

<米シボレー社、ひと昔前の人気車も展示>

<中国人のモデル、車より注目されていた>

<同じく中国人モデル、カメラがたえず向けられていた>

<会場の全景、いっぱいの人である>

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