どこか秋を思わせる今日の青空、あの上海の暑さと湿気に比べたら、なんと京都は天国かと。でも関東方面では大雨とか。昨日まで上海に居た数日間、午後3時ころになると決まってスコールのような強い雨が降りました。世界的な天候異変は、連鎖しているのも改めて実感します。余談ですが、上海ではこのスコールが降り、駅出入口付近で大勢の人が雨宿りをしていると、決まって傘売りがどこからとなく数人現れる、商魂たくましいと言うか、驚きである。
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婚活 上海は、北京より多い1,800万人もの人が住む大都会であるが、浦西地区の中心部分は意外に狭く、地下鉄と一区間だけのタクシー、そして徒歩で行けば、ほとんどのところには行ける距離内にある。その中心部にあるのが、人民公園。早朝から、公園の至るところでは、太極拳やら剣舞、社交ダンスといろんなグループがそれぞれ練習をしている姿が目につく。中に、小さな張り紙がいっぱい吊るされ、その下で年配者が話し合っているのは、娘や息子の結婚相手を親同士で探しあっているのである。張り紙には、身長やら学歴、収入などが事細かに書かれており、ここ上海も、結婚難のようだ。
<早朝の人民公園、あちこちで体操をするグループが>

<公園内の一角では、我が息子娘の結婚相手を探す親同士が話合う姿>
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市内開発 来年の5月から開催される上海万博に向けて、会場周辺はもとより、空港からの道路などのアクセス、各種インフラ整備が市内各所で行われています。それも昼間は暑いので、早朝から工事を行っており、朝から埃っぽいのと重機やらの音で騒々しい。上海の有名観光地「豫園」近くの松雪街は、古い家々が立ち並び、私にとっては庶民の暮らしぶりが窺える趣きのあるいい街と思うが、今はつい目と鼻の先まで高層マンション群がせまってきている。この街もいずれ取り壊され、高層マンションになる運命なのか。
<上海の下町、松雪街の古い家並み、いずれ取り壊される運命に>

<日本の戦後のバラックに似ているような懐かしい>
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豫園の不可思議 豫園と言えば、上海を代表する観光スポットで、この豫園の周辺に中国独特な建物のお店が、ぎっしりと立ち並んでいる。お店の通りには、観光客があふれかえり、店の呼び込みやら偽物を売る人やらで、さらに大変な賑わいの街。当然、中心にある豫園もさぞかしいっぱいの人かと思いきや、何と庭園内は、ガランとしており、全くの拍子ぬけである。入園料を払って入るのは、外国からの観光客ばかり。中国の観光客は、高い入園料を払ってまでも見ることもないのか、不可思議である。
<豫園商場、中国の昔の建物様式か、立派な建物群のお店が並ぶ>

<一歩に入った路地には、多くの観光客で賑わう>

<豫園内部の庭園、外とはうって変ってガランとしている>


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