早や今月も21日に、あと10日もすると大晦日。21日は「冬至」、そして、「終い弘法」の日です。今日は、何やら午後から雨模様かと、それでは朝一で東寺さんに行こうと、昨夜から考えていると、今朝まだ夜が明けやらぬ時間に目が覚めてしまった。よしっと思いきって朝6時に起きて、東寺さんの「終い弘法」へと出かけてしまった。まだ薄暗い堀川通りを歩きながら見上げると、夜空に月が輝いています。
弘法さんに着くと、それでも市の準備をしている人やお参りの人が目につく。箱から荷物を取り出して、市の準備をしている脇から、常連さんでしょうか、あれこれと商品を見る人も。1,000店以上ものお店が集まる「弘法さんの市」、昔ながらの物から今風の物まで、ユニークなお店がいっぱい。まさに、弘法さんは、曼荼羅の世界か。
骨董品では、さんざんと苦労している私、目利きの素質がないのか、今はただ見て歩くだけですが、それでも、いろんな想像を巡らせながら酒器に触れるのは、楽しいもの。
午前7時すぎ、五重塔にようやく陽が射しはじめ、朝になりました。もうこの時間で結構な賑わいとなり、すでにポリ袋のいくつも抱えた人もいます。いったい、何を買ったのやら。久々の早起きしたので、そろそろ帰ろうかと、八条通りの北総門の前にある「日の出老舗」で、名物のまんじゅう「月輪(げつりん)」を買い求める。このまんじゅう、宮本武蔵に由来するとか。
そういえば、今日21日は、京都の風物詩ともなった都大路を若いランナーが走り抜ける「全国高校駅伝」も開催。午前の女子の部は、雨は何とかもったようですが、昼からの男子の部は、あいにくと雨の中の駅伝になってしまったようです。
さて、年賀状も書かなくてはいけないし、報告書も書かなくては、ため息ばかり。
<五重塔の向こう、東の空はようやく白々と明るく>
<まだ明けやらぬ境内、市の準備、真っ最中>
<この早い時間なのに、もう買い物を終えた人も>


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